BULL ZEICHEN 88(栄二郎&IKUO) / 404NOTFOUND(純&Co.)

Co.「まずは僕らの出会いの話からできたらな、と思ってます。」

IKUO「個人的な出会いは、確かABS(abingdon boys school)の時が初めてだったよね?ZEPP NAGOYAの。丁度その時、西川(貴教)くんがアーティストを探してる時期で。」

「そうですね。僕らの音源が西川さんの手元にも渡ってたみたいで、その関係でご招待頂いて。」

栄二郎「でも結果は”さよなら〜”(笑)」

Co.「毒舌ですねー(笑) でもその時は、こうやって一緒にお話させてもらえたり、ライブもさせてもらえるなんて全く思ってなかったです。」

栄二郎「その後は・・・確かELLに見に来てくれたんだよね?QUINTILLION QUIZと対バンの時だったかな。その時にエモ系の話をしてて盛り上がったんだよ。” The Used好きっしょ!?”みたいに言われて・・・」

Co.「いや、”好きっしょ!?”なんて言わないですよ。誤解を招くからやめてくださいよー(汗)」

栄二郎「(笑)まぁ、それきっかけで仲良くさせてもらって。」

IKUO「そんな出会いでしたね。」

「栄二郎さんは最近どんなのを聴きますか?」

栄二郎「リズム系だとIKU兄が好きなんだけど、俺はどっちかって言うと、ストーリー性のある歌、流れるような激情のスクリーモが好きだね。まぁ”The Used”流れのね。」

Co.「確かに、ストーリーがある曲ってグっときますよね!」

栄二郎「まさしく今回のね、404NOTFOUNDのね。」

&Co.「あれ?!」

栄二郎「”壮大なストーリーの”」

IKUO「”START LINE”に立ったワケですよ。」

&Co.「いやー、この流れ・・・ありがとうございます!」

「今回はIKUOさんに、帯のコメントを頂きまして。」

IKUO「はい、書かせて頂きまして。僕なんかが書いてもなーんも・・・」

&Co.「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや。」

Co.「ここは、いやいや×100って書いてもらいたいです。」

IKUO「一応、契約としては5%ということで・・・」

一同「(笑)」

Co.「頑張らさせて頂きます(笑)」

栄二郎「1枚じゃなくて、1曲につきだから」

Co.「あ・・・頑張ります!頑張らさせて頂きます(笑)」

栄二郎「3曲なので15%ということで・・・」

IKUO「やらしいわ(笑) いや、でもほんとに素晴らしいシングルだと思います。」

栄二郎「これは、連続でもう1枚出るんだよね?手ごたえはどうなの?」

「正直、僕らの予想以上の反応があって、かなりビックリしてるんですよ。」

Co.「ショップもすごい展開してくれてまして。」

IKUO「良い音楽を作るとね、味方が自然と増えるんですよ。話変わるけど、名古屋のバンドってさ、例えばlynch.とかcoldrainとか、ビジュアルではないけどどっちでもいける、ってバンド多いよね。」

Co.「SPYAIRとか?」

IKUO「SPYAIRもそうだね。DEATHGAZEもそう。不思議な立ち位置にいるバンド多い。これが今の名古屋系って言えるような感じがあるよね。元々名古屋系って言えば、ビジュアル系を指してたぐらいだし、そこから派生して今の形になったんだろうね。名古屋は良いバンド多いですよね。」

「僕も元々はビジュアルで育ってきましたからね。栄二郎さんはビジュアル系は通ってないですか?」

栄二郎「そうだねー。でもガキの頃はやっぱ通ってたよ。X・・・さん、LUNASEA・・・さん、黒夢・・・さん。」

一同「(笑)」

栄二郎「いや、キッズの頃はみんな呼び捨てだったでしょ!?SIAM SHADE見ても” 淳士―!淳士−!!”って(笑) ただ、自分が化粧して女形を・・・とかは抵抗があったかな。」

Co.「あ、僕も同じです。でもこの時代は少なからずみんな聴いてましたよね。さて、ここでブルハチさんの最新作についてお伺いしたいのですが。」

IKUO「今回はね、T.M.Rの仕事が一段落した後のレコーディングだったんで、結構時間があったんですよ。スケジュール的に。だから曲に対して集中して色々な事が出来たんだよね。去年出した” カモン!!?メガトン未来?”の時は、震災後ってこともあって、明るく前向きで元気な曲をってテーマが決まってたんだよ。まぁその部分を経た今、”どんなものを作ろうか?”ってことを結構悩んで。デモを作るのにもかなり時間かかったんですよ。結果的に非常に濃い作品が出来ましたね。6分近くある曲もあって。」

「6分ですか!?」

IKUO「そう。長い!曲が(笑)」

栄二郎「ブルハチ史上でも最も長い!」

IKUO「これでもちょっと端折ったんだけど、これ以上は端折れなかった。」

「わかります。曲って1箇所端折ると、バランスとるのってほんと難しくなりますよね。」

IKUO「そう。僕思うんですけど、流行を取り入れるバンドっているでしょ?そういうのってやっぱり一過性のものだから、きっといつかは廃れると思うんだけど、でも、逆に言えば”今しかできない”ってことでしょ。だからこそ、ブレイクダウンも取り入れたりするし。遊び心を持ってやってるんですよね。僕らは、世に言う本物か偽者かで言ったら”フェイクスター”でいいんですよ。色んな要素をいれたフェイクスター。でもこれが、ブルゼッケンなんですよ。ヘヴィロックやってようが、髪の毛染めようが、シングルなのにドラムソロやベースソロをいれようが、手数や音数が多かろうが・・・あまり常識に捉われないことをやっていって、世に本物でなくても、ブルゼッケンとして本物であればいいかなって思ってる。」

栄二郎「何かさ、もうやり尽くしてる感があるんだよ。俺らって。良くも悪くも何でも出来るラインに来てる。だったら今旬なものを取り入れても、どうやって俺ら流に吐き出せるか・・・それが楽しみになってる。だから、”○○に似てない?”って言われても全然OK!俺らが楽しければ、ファンのみんなも一緒に楽しんでくれるだろうし。固くないよね。」

IKUO「うん、固くない。歌詞とかタイトルも”これ、おもしろくない?” ”いいじゃん、おもしろいねー”って感じだし、パフォーマンスにしても”これ流行ってるからやってみようよ”とかね。」

Co.「何でも取り入れようと。」

栄二郎「うちは”出来ない”が禁句だからね。”やる”だから。」

IKUO「バンド内が対等なんだよね。やってみてダメだったらもちろんやめるし。やることが新しい発見に繋がるワケだからね。誰かの提案って自分にないものが多いんだよ。だから得した気分になるよね。ベーシックなものがあって、そこからみんなのアイデアで発展していく。これがブルゼッケンの音になっていくんだよね。」

「まさにバンドならでは、ですよね。」

IKUO「REC中はライブのこと一切考えないでやっちゃうから・・・(ライブでの再現が)物理的にほんとに難しい(笑)」

Co.「さっき、セバさんと淳士さんも”後からコピる”って言ってましたもん(笑)」

IKUO「ライブで出来なくなっちゃった曲もいっぱいあるからね(笑)」

栄二郎「やれって言われればやりますよ!」

IKUO「まぁOKで流せばいいだけだからね。」

Co.「えぇー!それを言ったら今までの熱い語りが・・・(笑)」

IKUO「(笑) そういえば、俺らに似てるバンドっていないんだよね。ビジュアル系でもなきゃ、ヘヴィロックの出で立ちともちょっと違う。外見だけじゃなく中身を見たときも、テクニカルなことを出来る人たちも限られてくるワケじゃない。そういう意味じゃ”ミュージシャンズ・ミュージシャン”と思われるのは良いし、それは最高の栄誉だと思う。でも逆に、ライブでは演奏重視にしたくないんだよね。ライブはハジけたい!それこそ弾かなかったりとかね(笑)」

Co.「ライブって単純に、視覚的に楽しませたいってのもありますもんね。」

IKUO「最近は派手なパフォーマンスする若い子が増えたよね。世の中がそうだとしたら、それに逆行はしたくない。受け入れられるかどうかは別としてね。やっぱり、リアルタイムが一番おもしろいよ。404はこれからどうしたいの?」

「さっきIKUOさんがおっしゃったことが、僕らにもものすごく当てはまって、どこに属したらいいのかってことが悩みでもあるし、武器でもあると思ってるんですよ。」

Co.「茨の道だよ、って言われたこともありますね。好いとこ取りは通用しないよ、って。」

「でも、僕らはかっこいいと思うことをやっているだけなんで、その意見になびくのも違うよなーって。」

Co.「もちろん聴いてくれる人たちに歩み寄りはしますけど、自分たちが表現したい音楽をやってこそ、というのが第一にありますから。」

IKUO「ぶれまくってて何がやりたいかわからない人たちも多いよね。みんな、それぞれの持ち場で自信もってやればいいのに。」

Co.「今は中間のジャンルって思われてるかもしれないけど、それがそうじゃなくなった時、茨の道とも言われなくなりますからね。それでは最後になりますが、これを読んでくれた方に一言ずつお願いします!」

IKUO「8月8日にBULL ZEICHEN 88、8枚目にして初のアルバムをリリースします。8尽くし!初のアルバムですけども、内容は”え!?”って感じです。シングルいっぱい出しちゃったからね(笑) それを持って、久々に名古屋に行きます。是非みなさん、CDを聴いて・・・震えて待っててください!」

栄二郎「リリースもあるし、ワンマンもあるし、名古屋もあるし。ライブに足を運んで頂ければ損はさせませんよ!名古屋のみなさん、首をなが〜くして、そして震えてお待ちください(笑)」

インフォメーション
 

8月3日(金) @ell.FITSALL
404NOTFOUND ライブツアー2012 "Start from your Heart"
404NOTFOUND

open18:30 start19:00
前売り¥2500(without drink)
Ticket Now on Sale!!

8月23日(木) @ell.FITSALL
BULL ZEICHEN 88 おもひでぶるぶる メモリアルツアー2012
BULL ZEICHEN 88

open18:00 start19:00
前売り¥4000(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 

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