夏フェスにも引っ張りだこ、そしてそれが終われば東名阪のワンマンツアーが決定している、若手最右翼のロックバンド、andymori(アンディモリ)。この東名阪ツアー、初日が名古屋なんです。初日ということは、夏フェスで更に一回り大きくなったandymoriのワンマンをいち早く見ることが出来るし、何よりもこのワンマンの内容に一番早く触れることが出来るんです!!でも、それでも我慢できなくてワンマンの話や、ホームページにアップされてるミュージックビデオ、そして新曲の話・・・色々気になることがあったから、インタビューを敢行!!フェス真っ最中の忙しい中にも関わらず、ボーカル/ギターの小山田くんが快く答えてくれました!! ―今回のツアータイトル【僕たち”アンディモリ”】って一見変わったタイトルですよね?どうやってこのタイトルが浮かんできたんですか? 小山田:「今回のアー写(アーティスト写真)を撮って、スタッフさんが写真を見て、なんか、【僕たち”アンディモリ”】って感じじゃない?って、一言が始まりで、『ツアータイトルもそれでいこうか』って話になって。流れるように決まりました。」 ―ホームページにもアップされてる3つのミュージックビデオについてなんですが、あれも写真と同じ場所だし、同じ服だけど、同じ日に撮影したんですか? 小山田:「いや、全く別の日です。同じ衣装を着て、また同じ場所に集まって。今回、色んなことの始まりがあのアー写からなんですよ。写真から全て。全部、あの写真から始まったんだよね。」 ―良い写真だと思いますよ。 小山田:「何か無邪気な感じがしますよね(笑)」 ―小山田くん以外の2人、何か表情暗いけど(笑) 小山田:「うーん、確かに。まぁそれもいいかなーって(笑)」 ―ところで、ミュージックビデオの話に戻るんだけど、あれも色々と気になることがあって。『ナツメグ』は・・・1回見てほしいからここではあえて説明しなけど、何がどうなってあの映像になったの?(笑) 小山田:「あれは・・・何なんでしょうね(笑)曲の内容とは一切関係のない・・・」 ―うん、ビックリした(笑)でもあれだけミスマッチだからこそ、すごく印象に残ってる。『グロリアス軽トラ』は正にタイトルそのままの映像だよね。撮影の時、結構目立ったでしょ? 小山田:「うん、そうだねー。街の人が結構振り返って見てた。だって軽トラに電飾ついてるしね(笑)」 ―『すごい速さ』はアー写に基づいてる映像だね。コマ送りの映像はどうやって撮ったの? 小山田:「あれ、実は全部写真なんですよ。ちょっとずつ動きながら何枚も撮って。これだけで5時間ぐらいかかったかなー。この3つ映像は、全部一日で撮ったんですよ。」 ―うん、ビックリした(笑)でもあれだけミスマッチだからこそ、すごく印象に残ってる。『グロリアス軽トラ』は正にタイトルそのままの映像だよね。撮影の時、結構目立ったでしょ? 小山田:「うん、そうだねー。街の人が結構振り返って見てた。だって軽トラに電飾ついてるしね(笑)」 ―えっ、そうだったんだ!?大変だったでしょー。そんな力作のミュージックビデオはホームページでアップされてるので、是非チェックしてください!それじゃあワンマンについてお話伺います。今回のツアーってリリースの絡みもないじゃないですか?でもこのタイミングでワンマンツアーをやるって、どんな意図があるのかなーって思ったんですが、なぜこのタイミングだったんでしょう? 小山田:「”勢い”ですね。東京の野音でやることが決まったから『じゃあ大阪と名古屋も行っちゃおうよ』って(笑)」 ―andymoriって私から見ると、ワンマンでもイベントでも、割と同じテンションでステージに向かってくように見えるんだけど、自分たちとしてはやっぱり何か違うもの? 小山田:「やっぱりワンマンはいつもより少し集中したいし、気合いも入りますよ。ワンマンだと僕たちもスタッフさんも準備が大変だし、それに報いるためにも自然とそうなります。」 ―こんなワンマンにしたい、って構想はなにかある?例えば、前回のワンマンとはこういう部分をちょっと変えてみようかな、とか。 小山田:「うーん、あんまり前回と比べて・・・とかは意識にないですねー。今回は今回で、一番良いものにしようってことはもちろん思ってます。あ、新曲もやります!」 ―新曲って『Weapons of Mass Destruction(大量破壊兵器)』かな?すごいタイトルだけど、これはどんなことを思って生まれた曲なの? 小山田:「簡単に言うと、みんな死んでしまうんだから仲良くしようよ、って曲です。」 ―そう思うようになった直接的なキッカケって何だった? 小山田:「これはイラク戦争について考えたことがきっかけで作った曲です。イラク戦争って、イラクには大量破壊兵器があるはずだっていうことで始まって。でも結局は見つからなかった。でも、そのせいで国はめちゃくちゃになった。大量破壊兵器は怖いから、みんな振り回されます。でも、戦争がなくても、人間は80年くらいで死にます。言ってみれば、すべての人間の上にはもうすでに、宇宙の必然というか、時間という大量破壊兵器が降り注いでる。その途中にわってはいってきて生命を奪いあう人間。 ―じゃあ結構前からこの曲の構想があったんだ? 小山田:「曲にしようって思ったのはここ1,2年のことですけど、この曲が生まれるキッカケは7年ぐらい前になるんですよね。救いの唄になればいいな、とは思ってます。苦手な人や嫌いな人とかでも、死んでしまうって思ったらそんなに憎めるものではない、って思うんだよね。同じ運命を持って、振り回されながら、みんな自分のために生きているってことを肯定できたら、宗教も言語も超えていけるって思うんだけどね。人は”死”っていう平等に与えられたものを、もちろん怖いことではあるんだけどネガティヴに捉えすぎてると思うし、語られないし隠そうとするけど、実は一番重要なことを忘れてるような気がする。全てが滅びるからこそ美しい、そんな世界の中で生きていて、その世界を愛しいって思えるっていう、ポジティブな思いが込められてる曲なんです。」 ―そんな思いがギュッと凝縮された曲なんだね。その辺りを考えながら、今日もう一回聴いてみる。じゃあ最後になるけど、名古屋で待ってるお客さんに一言もらえますか? 小山田:「名古屋のロック界・・・今ちょっと元気がないように思えるんです。だから・・・特に頑張ろうって(笑)」 ―ありがとうございます(笑)アンディモリが名古屋を救ってくれますか?? 小山田:「そんな・・・救うなんて偉そうなことは言わないですけど、僕らも頑張って盛り上げていきたいと思ってます!」 |
andymoriの次回ライブは・・・ |
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