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SNAPPERS4月16日初ワンマン決定!!
春の切ない旋風到来?

 春の気配とともにスナッパーズの新譜が届きました。4月16日にはついにELLでの初ワンマンを控え、吉田さんのヴォーカルもますます優しくなって、とにかく切ない!例えるなら「今すぐ恋人とドライブに出かけたくなるような」切なさ。なんてロマンティック。なのに先日近鉄パッセで行われたインストアライブのMCでは吉田さんの「足クサ」発言があったりで全然言動がロマンティックじゃない!!その辺も含め、新譜のこと、バンドのこと、この春ほっとくわけにはいかないスナッパーズにインタビューしました。

―今日は吉田さんはインストアライブだったんですが…他のメンバーの皆さんは何をされてたのですか?

石部(Ba)「(きっぱりと)競馬をしてました!吉田の分も…」

―・・・で結果は? 石部「ダメでした。でも、いい夢みせてもらいました。」

―…さて吉田さん、インストアの感想は?

吉田「あの場所でやるのは初めてだったんですけど、楽しかったですね、アコギ一本でやるとシンプルな感じで、曲となりや良さが伝わりやすいかなと。去年ぐらいからインストアで全国を廻ったんで、それの経験が生かせたかどうかは…まあ分かんないですけど、ようやくああいうところでも少ししゃべれるようになりました。」

―最初は苦手だったんですか?

吉田「最初はダメ…でした…」

―(他のメンバーに)ダメだったんですか?

石部「僕が前回同行した時も僕は良かったと思うんですけど、さらに10本以上こなして、今日なんかきっとすごく良かったんだろうと思いましたね、吉田の馬を眺めながら。」

―…。ではバンドのことを。この一年で、イベントや対バンを経てワンマンと、すごく調子がよさそうなんですが?

藤崎(Dr)「僕らとしては常にマイペースでやってきたので、上り調子って感じはあんまりしないですね。」
石部「もう3年くらいそんなこと言われ続けてます…すごい遅いんで、上昇スピードが。」

―今回は2月3月と一気にCDを2枚連続リリースということですが、スナッパーズの曲って…切ない…ですね。

吉田「生活が切ないのは確かなんですけどね。」
藤崎「それは聴き手が決めることだからね…僕らがそういうつもりなくて作ってても、聴いた人が『あんた切ない生活しとんやねー』っていうことがあるってことで。『天気雨』と『恋をしました』はすごい古い曲で、結成当時に作った曲なんです。もうすぐ結成して4年ですがずっとライブでもやってて、当初の気持ちがもちろんあって、かつ4年の経験もあって、今の僕らの入り口としてはすごくいいと思うんですが。4年間やってても潰れなかった曲なんで僕らの基本なんじゃないかなと。」
吉田「2枚目の『新しい朝』はアップのテンポでなくても歌で引っ張っていくことができるっていうか…やっとそういう曲ができるようになったので、また1枚目とは違った面がだせたかなと…2枚聴いてもらえれば僕らの音楽性が少し見えるかなと思います。全部ではないですけど。」

―じゃあ良く言われる『スナッパーズって○○だよねー』ってことは?

石部「『案外歳だよねー』あと『最近太ったよねー』」 (全員うなずく)

―それは生活が豊かになったということ?

石部「単に東京に慣れただけ。水があってきたというか…」
吉田「そういう意味で切ないですね。」

―ダメですよ、こんなインタビュー…

藤崎(慌てて)「いやいやでもね、名古屋のお客さんはすごくいいですよ…あったかい!」
石部「そんな唐突な…」
藤崎「いや、他のところのお客さんはちょっと構えてるところあるじゃないですか、名古屋はすんなり入ってきてくれるっていうか、歌詞を覚えてきてくれるのが前回印象的でしたね。一緒に歌ってる人とかが多くて。ドラムだと結構客観的に見えるんですよね。」
石部「フロントはまた違ったものが見えて…名古屋のお客さんはルーズソックスが多い!」
藤崎「それがどうしたんだよ!」
石部「いや、おれは大好き…あったかい…」

―どうですか(殆ど喋らない柘植さん(Key)に)

柘植「あったかい…です…」

―(苦笑)ライブに向けてファンの方へメッセージを。

吉田「CDは僕らがお客さんに向けて一方的に出すものじゃないですか。僕らももちろん楽しみますが、お客さんを楽しませたいです。」
石部「すごく楽しみなんですよ、お客さんもあったかいし、ELLも暑いし…みんなで楽しみたいですね。」
藤崎「ライブってその場一回きりのものでもあるんで…きっといいライブになるんで観に来てください。」
柘植「・・・各地をまわり…旅をしてきて…その成果を皆さん観に来て下さい…」
(一同)「はい…」

 なんだか肝心なところはうまくはぐらかされてしまった気がしますが、やはり彼ら、今年はかなりの上昇スピードです。そしてやっぱり切ない!実際に彼らの話をきいて分かったのは、彼らの「切ない」は思ってたよりも生活感のある、リアルな「切ない」。そう、「恋人とドライブに行きたくてもなかなか休みが合わない」切なさ。でもそういうのってちょっといいよね。