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DRUG&DROP

 1985年は私にとって大事な年でした。パンクの象徴が1977年であったように、今名古屋の今現在のロックシーンのコアが生まれたのがこの年だと、僕は認識しています。そのシンボルがELLレーベルからリリースされた、当時の新しくコアなアーティストを集めたオムニバスアルバム「Dance&Beat85」。へヴィメタル全盛期の時代に、シンプルで強いビート/パンクムーブメントを代表するバンドが一堂に会し、その後の名古屋のロックカルチャーの方向性を示した、画期的なオムニバスアルバムと、そのムーブメント。そこからシーンが確実に変わり始めたのを、僕もリアルタイムで確認してきました。

 はっきりとここで言っちゃいましょう。今回のこのアルバムのテーマは「2000年の『Dance&Beat85』です。アルバムタイトルもそれをもじって(笑)『DRUG&DROP』」です。当時のそのカウンターカルチャーが、別の形で今も脈々と息づいているという確認を僕自身もするべきだし、平野氏が創ったその環境と蒔いた種は、今決して花開いてはいないけれども確実に地下で生きているんだという主張をそろそろしてもいいのかな、と。

 今回の『DRUG&DROP』の収録バンドのセレクトはたまたま僕と縁というか業の深いバンド(笑)。自己主張ということに意志の強いバンドが結果集まりました。いつもは口うるさく指事をするのですが、今回はアーティストにお任せの部分が多かったですね。唯一のリクエストは「バンドの核(コア)にこだわってほしい」ということと、「ポジティブであってほしい」の2つだけですね。全曲改めて聴き直してみても、どれもスバラシイ(笑)。こりゃ良いアルバムだと一人ほくそ笑んでおります。内容についてふれてもいいですか?9アーティストで2曲づつ計18曲という無謀なボリュームです。74分ギリギリですね。収録アーティストは、4月30日の先行発売イベントに出演するバケラッタ、クリークス、ブリーフ、やぶいぬ、プラマリン、東京のバンドでアンモナイトチェアーとザ・ル―ク、名古屋の女の子のトリオでカラテカレーベルでおなじみのラブラドール。あと、今回の裏の目玉なのですが、元NEWZでチェインオブフールズのヴォーカルの高橋昇士の新バンドニードル・アンド・スプーン。シーケンス(曲順)もアーティストやジャンルでカテゴライズせずに、楽曲の世界観優先で組んであります。ジャンルでわけて、分かりやすくプロモーションした方が良いのでは?という意見もありましたが、今回は1つのテーマに向けてノンカテゴリーの中、アーティストがどのような世界観を出してくれるのかという期待も込めてこの形にしました。とにかく力の入った良いVAです、値段も¥2100と安い!(笑)。タワーレコードとHMV、玉音堂と円盤屋で購入できます。発売日は5月11日です。

 いろいろな縁があり、様々な人の御協力をいただき、今回オムニバスアルバムをリリースすることになりました。ELLの平野氏の御好意により4月30日(日)に先行発売ライブ「DRUG&DROP」をここ大須にて行います。出演バンドは、バケラッタ、クリークス、ブリーフ、やぶいぬ、プラマリンの5バンド。POP(「独創的な」「弾ける」の意)で旬な、2000年の活躍が期待できるバンドで編成してみました。いろいろと、アーティストからの特典プレゼントなどのライブ以外での楽しみも盛り込もうと思っておりますのでご期待ください。

WHO IS THE MOST SKA OF THE YEAR?

 ついにやっちゃいますよ。名古屋スカ最強タッグマッチ!主催のオールマイティ・ボム・ジャックの呼びかけに答え、トマトジェリー、グッドデイズ・スローリー、そして神戸からゲストでワルサーP38を迎え、まさに名古屋スカシーンを語るには欠くことのできないこのメンツ!小島なんて目じゃないかも。

 まずは主催のA・B・JといえばELLのレギュラーを経て、昨年末に1stアルバムをリリース。4本のホーンから繰り出される多彩なメロディ、全身黒スーツに身を固め所狭しと動き回る様は、まさに圧巻である。サマー・オブ・スカ、スカ・バッシュにも出演し、名実ともに今一番のりにのってるスカバンドである。1stアルバムのレコ発ツアーをこのイベントで締め括るつもりらしい。「相談がある硬派なやつはオレん所こい!」とベースのケンちゃんも意気込んでいた。

 またポップ・スカパンクの雄、トマトジェリー。元気一杯のスカパンクとより高いジャンプを武器にライブハウスをモッシュとダイブの嵐に導き、もはや名古屋では向かうところ敵なしの4人組で自身のレーベル「サスティーン」も絶好調である。メンバー曰く「バンドはジャンプの高さで決まる。」とのこと!

 さらに、この半年近くライブを休止していたオイ・スカ・ビリーの重鎮グッドデイズスローリーもステージに帰ってくる。ウッドベースから繰り出されるスラップ音に加え、トランペット、テナーサックスのハーモニー、そしてヴォーカルKATSUのぶっとい声にオーディエンスは圧倒されるであろう。5月には1stマキシもリリースされ、スカシーンに旋風を巻き起こす。

 この文字通り名古屋最強スカバンドに加え、神戸からスカ・パンク・バンド「ワルサーP38」が名古屋初登場!地元神戸スタークラブを中心にスカ・バッシュなどに出演し、メキメキ頭角を現しつつある若手バンドである。荒削りだが、その勢いとテンションには目を見張るものがある。

 まあ、とりあえず「カー・オブ・ザ・イヤー」もとい「スカ・オブ・ザ・イヤー」は、何回もゆーけど名古屋最強、最新スカシーンを語る上で避けては通れない道なんですよ、お客さん。こりゃ、4月23日はELLに来るっきゃないね。カモン・ルーディーズ!!キープ・オン・ダンシン!!

OUTLAW 1stCD発売

 どうも!アウトローのVoのkishinです。なんと4月29日(祝)にとうとう待望の1stCDを発売することになりました。タイトルは「Free&Easy」4曲入りでたったの¥1000(税込)です。ハードロックバンドならではの、かなりロックなナンバーからメチャメチャ泣けてしまうような切ないラヴバラードまで、ジャンルにこだわること無く誰にでも聴けちゃうCDに仕上がってるんだよね。先行予約も既に開始しております。またレコード屋でも手に入っちゃいますよ。まあとにかくあまり硬くならずに一度聴いてみちゃって下さい。あなたもその日からアウトローのライブに足を運ばずにはいられないでしょう。という訳でその4月29日はELLでCD発売ライブです。是非ライブに来てその場でCDを手に入れてください。Eメールアドレス「tommylee@aqua.ocn.co.jp」それではまた、kishinでした。

 <お願い>お聴きの際は携帯電話、PHS、ポケットベルの電源をお切りください・・・(?)

Raspberry Circus
ヒロの魅惑のティータイムへようこそ

 昨年9月から約半年ぶりにELLに帰ってくるラズベリーサーカス、その間名古屋のファンをほったらかしにして一体何をしてたの?やっとVoヒロさんとお話出来てこっちは興奮状態なのに、ヒロさんたら呑気に紅茶入れながらインタビュー受けるなんて・・・。

―最近何してるんですか?

「ついこの前ライブだったよ、ライブやって、3月から始まるツアーと、あとはまあ何げに曲作り。」

―じゃあ、次のライブでは新曲がいっぱい聴けたりとか?

「いや、それがねーこれはメジャーにいって辛いところでさ、リリースするまで多少待たないといけない部分があって、新曲はいっぱいあるんだけどやるのは1曲ぐらいかな!」

―えっ1曲?半年ぶりなのに

「ごめんね・・・」

―年明け前にもう1回ぐらい来てくれるかなと思ってたんですけどね。

「あー、年末はやっぱ、忙しいからね、大そうじとかさ、いろいろと・・・(笑)」

―CD発売は? 「近いうちに、春中には出したいなと思ってる、結構新しい曲中心なんだけど、昔からやってる曲で、人気があるのにまだ音源化されてないやつも含め、ゴージャスな仕上がりになると思います。えーただ今、私、紅茶を作っております・・・(笑)今、ケトルを火にかけたところ。」

―あ?出来上がるころにはインタビュー終わってると思うんで・・・えーっと、デビューして変わったことって?

「多分ね、顔が変わった。顔がね、引き締まった。」

―じゃあ、化粧のりが良くなったんじゃないですか?

「それがねー悪いね、何だろう?ツアーとかになるとビタミンC不足とかさ、そんなこんなで、半身浴をしようかとも思うんだけど、なかなかそんな暇もなくて、化粧のりは悪くなる一方だね。」

―冬は特に乾燥とかもしますからね。

「そうそう!」

―メンバーのみなさんは元気にしてますか?

「元気、元気、元気のはず。」

―まだ博多に住んでるんですか?

「今、LAに!(嘘だと思う)LAの自宅レコーディングスタジオで紅茶を入れようとしてる最中です。俺コーヒー飲めないんだよねー、飲む練習とかしてるんだけど、一口飲んだらヤダってなる。」

―私もコーヒー飲めないんですよ!

「そーなんだ、あっお湯が沸いた、ちょっと待ってね今ティーバッグ取ってるから・・・紅茶はお湯を注いで、少し蓋をして蒸らした方が香りが良くなるね。ちなみにこんなんも記事になっちゃうのかな?」

―もちろん!

「ハハハ、よろしく・・・(苦笑)砂糖を入れてと・・・君はレモン派?ミルク派?俺は基本的にストレート派なんだけど、あの缶ジュースのミルクティーの味って出せないね、ちゃんと鍋に移して煮立てたりしたら、ああいう味になるみたいで、何度かチャレンジしてみたんだけど、無理だった。」

―拘ってるんですね?

「いやいや、あんまり理屈っぽい人とかは思われたくないんだけどね。」

―話は変わって最近ヒロさんの中でブームってありますか?

「うーん?遅れ馳せながらMDを手に入れたのね、文明の力を手に入れたもんだから、うれしくてしょうがなくて、ほんの数週間前に手に入れたのに、もう家にはすでに20枚以上もある、音楽を聴くということは我々にとって栄養補給以外の何物でもないからね。」

―今年の目標は?

「とりあえず、ブラックコーヒー飲めるようになりたいね。」

―バンドでの目標は?

「あー、メンバーと同じぐらい俺が酒を飲めるようになって、みんなで夜の街を交遊すること(笑)ビール1杯で気持良くなってきて、ケンカしたら誰にも負けないような気分になってくるからね、これって答えになってるのかな?」

―・・・?多分。最後にファンの方にメッセージを。

「大須観音に初詣は行ったかい?俺は行ったよ・・・(嘘)4月1日はいつものように、激しく、楽しく、歌って踊って、笑いましょう!」

 実は紅茶評論家?いやいやれきとしたバンドマン、ケバケバしてるのに、涙あり?のステージングで、グラムが嫌いでも、ロック好きなら、一度ライブを観れば何か感んじるものがあると思う。4月1日エイプリルフール、だまされたと思って見に来てみて。