昨年、結成22年にして記念すべき1000本ライブを達成したGargoyle。2月に出演して頂いたイベントにて、23年目に突入した今も、全く勢いの衰えないライブを見せ付けてくれました。そして、3/14・4/24と2ヶ月連続のワンマンライブを控えるGargoyleのボーカルKIBAさんに、そのワンマンライブについて、そして1000本ライブ達成という偉業についてのお話を伺いました。 ―2月にイベントにご出演いただき、3/14のワンマン、そして4/24のワンマンと立て続けに名古屋に来ていただくのですが、このハイペースのライブにはどんな理由があるのでしょうか? KIBA:「年が明けてから、ライブの本数って結構少なかったんですよ。東京・大阪・名古屋ぐらいでしかやっていない状況で。3月まで、他のメンバーのGargoyle以外のスケジュールが立て込んでるってのもありまして、それが落ち着く4月からワンマンツアーを回ろうかな、と。」 ―3月の東名阪ツアー”裏密典”についてですが、これは以前出された”黒密典”とどの様に関わったものなんでしょうか? KIBA:「”黒密典”のツアーに関しては昨年に終えているんですが、今回、東名阪を回るにあたって何かおもしろいことが出来ないかな、とメンバーと相談してたんですよ。じゃあ”黒密典”の曲と、普段出来ないような曲を織り交ぜてやろうよ、ということで”裏密典”というタイトルで。」 ―なるほど、最新の曲とレアな曲を同時に聴けるツアーになっているわけですね。4月のツアーは”1ヶ月戦争”というタイトルになっていますが、これは”1ヶ月続くツアー”というそのまま受け取って良いのでしょうか? KIBA:「そうですね、ツアーの初日が4/2で、ファイナルが5/2で、ちょうど1ヶ月で終わるツアーになってるんですよ。」 ―お、単に1ヶ月続くってだけでなく、キッチリ1ヶ月間のツアーなんですね。3月、4月と1ヶ月スパンのワンマンツアーというのをあまり聞いたことがないのですが、どういった部分で違いをつけようと考えてますか? KIBA:「3月のツアーを先ほど言った様な趣旨で行うものですが、4月のツアーはわかりやすいところで言うと衣装を一新しますし、ツアーの初日である4/2に、昨年行った結成1000本記念のライブDVDを発売しようということで、会場で買っていただいた方には特典をつけさせてもらおうと思ってます。」 ―そうなんですね!ちなみにその特典は何になるんでしょうか? KIBA:「1000本記念ライブの当日に、スーパーセッションバンドということでGargoyleの楽曲を知り合いに演奏してもらったんですけど、そのDVDが特典としてついてきます。4月のツアーは、それをもって全国を回ろうかな、と。」 ―ちなみに、スーパーセッションバンドはどの様な面子だったんですか? KIBA:「ボーカルがeversetの緋村剛くん、ギターがex:ラクリマクリスティー/LibraianのHIROくん、ベースがDEAD ENDのCRAZY COOL JOEさん、ドラムがDUSTER-3のHIMAWARIくんで。」 ―やばい、めちゃめちゃ豪華じゃないですか!!見たかった・・・。ところで、その1000本ライブについて少しお聞きしたいのですが、その1000本目を迎えた瞬間って何か特別な感情ってありましたか? KIBA:「この1000本ライブってお祭りのようなものにしたい、ってのがあったんですよ。だから、せっかくだから楽しもうと。大きいところでは先ほどのようなスーパーセッションバンドもそうですし、その他にも普段のライブでは出来ないようなワガママもたくさんやらせてもらいまして思ったことは、20周年の時はどちらかというと遠心力があるというか、Gargoyleのことをあまり知らない人でも、『20周年って大きな記念だよね』っていう風に外の人も巻き込みやすいものだったと思ってるんですけど、1000本のときはどちらかというと求心力があるというか、Gargoyleの内側にいる人にこそ響くものだったと思うんですよ。実際、集まった人もGargoyleのことを本当に好きな人が多くて濃度が濃かったですね。そういう意味では普段のツアーとすごく感覚が近かったです。感動するとかいうより、熱く燃える・・・そういうイメージが強かったですね。」 ―1000本ライブって一つの区切りというか、集大成に思えるんですけど、それを迎えた後にテンションが落ち着いちゃったり、ってことはなかったですか? KIBA「全然そんな感じはなかったですね。さぁ、いつものライブハウスに戻ろうか、って感じで。1001本目のライブが岡山のペパーランドさんで、ツアーで回ってる中では一番小さなハコになるんです。だからこそ良かったと思います。普段の気持ちにすぐに切り替えられたから。」 ―僕はGargoyleさんのライブを楽しみにしてる人の内の1人なので、そこで勢いを止められなくってすごく安心しました。ところでいつもライブを見てて思うんですが・・・何でいつもあんなにパワフルなんですか?その原動力はどこからくるものなんでしょう? KIBA:「そうですね・・・ライブが楽しみで僕らやってるんですけど、与えられた時間の中で全部やりきりたいって思いでいつも臨んでるんですね。そのために生きてるのに力を抜いた時間はいらないじゃないですか。」 ―常に全力でやるという、ただそれを全うしているだけなんですね。それを23年間続けていることは本当に感服します。ところで個人的な話になるのですが、僕GargoyleさんのCDをいくつか持っているんですが、開けるときに何か違和感を感じるんですmatiよ。ジャケットとかが逆になってるんでしょうか? KIBA:「はい、やっぱりそうですねー」 ―そのお客さんの反応を直に感じられる、Gargoyle初のツアーが始まりますね!名古屋から始まり、名古屋で締めるという。オオスプレスが出るころにはツアー真っ只中なわけですが、今どんな気分ですか? KIBA:「あ、そうなんですよ。ブックレットが逆になってるんですよね。何故かというと、歌詞が全部縦書きなんですよ、Gargoyleは。」 ―あー、なるほど!それだったんですね。 KIBA:「なんかね、横書きだと軽いというか・・・。文学詩のようなものを書きたいといつも思っているので、縦書きにした方がビジュアル的にも入ってきやすいんじゃないかな、ってことでね。」 ―以前KIBAさんにインタビューさせて頂いた時に、歌詞について色々と質問させていただいたのですが(オオスプレス2008年2月号掲載 )、KIBAさんの書く詩に入り込んじゃうのは、縦書きというマジックもあったんですね。それでは最後になりますが、名古屋のお客さんに一言お願いできますか? KIBA:「2、3、4月と続けて行けるのもありますし、最近のツアーでは名古屋を初日に選んでみたりとか、非常に盛り上がってる感じがありますので、これを発火点に更に一緒に盛り上がっていけたらな、と思っております。お客さんが0人になるまでは必要とされてるということだと思っておりますので(笑)。是非1度遊びに来てください。」 |
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Gargoyleの次回ライブは・・・ |
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