![]() レディオキャロラインから新作アルバム『へヴィーグリッター』が届いた。 ―最近どお? ウエノ:「素直ですね、最近(笑)。」 ―新しいアルバム『ヘヴィーグリッター』なんですが、聴かせてもらいました。今回はね、褒めるよ(笑) ウエノ:「まじっすか!いやぁ、嬉しいなぁ。」 ―音と曲とバンドのバランスが凄くいいね。バンドのやりたいことがちゃんと解る。 ウエノ:「ありがとうございます(笑)。あの去年作った『オールアウト』ってアルバムがあるんですが、あれ作るの大変だったんすよ。レディオキャロラインってバンドはね、一番最初は皆それぞれにバンドあったし、なかなか活動も出来ないし。。。そういう感じで始まったんですが。パッチもシンヤも俺の中では一芸に長けた人っていうか、それなりのアクもクセもある人で、で、始めたんですが、イマイチ演奏が溶けていかないなっていうところを感じていたんですよ。こりゃぁ時間かかるなって・・・・・。で、去年『オールアウト』作るとき今までのモノ全部吐き出さなきゃいけないなっていうのがあったんですよ。実は去年作ったものってコンプレッサーとかほとんど使ってないんですよ。全部さらけ出すというか・・・・その分作るの凄い大変で、時間から頭から全部使って、凄く疲れて・・・・。ルーツやら核になるところも全部出しちゃって。でも『オールアウト』作ったから、今結構素直になれたって部分はあると思うんですけどね。 ―1枚目があって、2枚目があって、3枚目なんだよね。 ウエノ:「そうそうそう。今回はもう自由な感じでできてますね。何も考えてなくても気がつけばちゃんと考えてる、難しいはずなんですけど自然にできてます。『オールアウト』とは正反対(笑)1枚目の『デッドグルーヴィーアクション』はそのままというか当時のライブに近い感じで2枚目の『オールアウト』を経て今回の『ヘヴィーグリッター』はバンドとしてあるべき姿じゃないかなぁーって思うんですよ。自然な成り行きなのかな。バンドって、人って、変わんない人はいないじゃないですか。俺そういう風に思ってて、レディオキャロラインってバンドとして、一つの生き物として、変わっていくべきだと思ってるんで。やっとですね(笑)。今ホントに『オールアウト』作って良かったなって思ってるんです。あん時苦しかった。。ホント苦しかった。ツアーもシンドかったし・・・・全部吐き出したから、真っ白になったからね・・・・。それがあって、今はホント自由。後はもう、色が付いて行くだけだからーーーー。お客さんを含めてね、皆でね。変わっていく。ツアーやって、またどういうふうに変わるか、バンドって面白いじゃないすか。来年になったらなったでなんか音にして鳴らしたいことあればいいなぁーーーって思ってるんですけどね。いいふうになってきてると思ってるんですけどね。」 ―3人揃って変わっていけるのはいいね。 ウエノ:「パッチはガレージの世界で生きてきて、勢いとか含めてパッチっぽかったって思うんですけど、最近は変わってきてると思うんですけどね。俺もそうだし、シンヤもそうだし、変わっていかないとね。。 この3人ってね、俺は大きくなってるって思います。演奏含めてデカくなってるんじゃないかと俺は思いますけど。。。まだまだデカくなれるって思いますね(笑)」 真っ黒いサングラスをかけてがっちりこっちを睨んでいるアーティスト写真からは想像しにくいけれど、彼らはR&Rに魅入られて、バンド人生謳歌して実にまともに頑張っております。楽しいのも苦しいのも血となり肉となり全部ステージへと昇華させて確実に進化させております。当たり前のことみたいに聞こえるけれど、その当たり前がなかなか出来ない。今回発売になったレディオキャロラインの新作『ヘヴィーグリッター』は彼らの確実なステップアップが形になって現れた。言葉にするとあまりにも簡単だけどやっぱりこの言葉、『嬉しい。』 名古屋に登場するまでにはきっと曲もバンドもアルバム以上の何かを掴んでさらにぎらっと光ってくるんだろうな。楽しみだ。名古屋で待ってる。 |
![]() |
![]() |
![]() |
11月17日(金)@ElectricLadyLand |
||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |