―『純愛サプリメン』のツアーということですが、どんなライブになるんでしょうか? 徳田 「ツアータイトルが『恋する予感』なんで、予感を大切にしてもらいたいなと思います。『再就職先決まりそうな予感』とか『恋が成就しそうな予感』とか、そういったプラス思考な予感で、マイナスな予感ではなく、『そういうことでしか前を向けない厳しい世の中かもしれないですね』ということなんです。」 ―サプリメンはサプリメントの意味ですよね?「スムルースの音楽はちょっとお腹がすいたとき食べるおやつみたいな感じ。」というようなことをライブ等でもおっしゃっていますが、これも同じような意味なんでしょうか? 徳田 「サプリメンの「メン」は人々を指していて、「僕らは支え合いながら生きている」という意味です。「人という字は〜」というのと一緒ですね。ポイントは「生きていこうぜ!」って熱血しているんじゃなくて、ほっとってもみんなそういう風になってるってことです。イチロー選手とか凄い選手ですけど、結局野球は9人じゃないとやれないっていう感覚ですかね。」 ―補助剤ではなく、補い合うという意味なんですね。スムルースの曲は自然と耳に入ってきますが、その要因として歌詞に擬音語が多く使われていることがあるのかなと思うんですが。 徳田 「擬音語を使うとリズム感が出るんですよ。例えば「冬色ガール」って難しくはないけど、内容的には子供が聴く音楽ではないと思うんです。文学的なものに稚拙な言葉遣いを入れることで面白い表現として、妙に意味深に聞こえたり広い意味を持たすことができる効果もあるなと思ってます。」 ―なるほど。『冬色ガール』のお話が出たのでお聞きしたいんですが、インディーズの頃の曲を改めてリリースするというのはなぜなんでしょう? 徳田 「いい曲だから、ってそれに尽きるんですが、メンバーもスタッフも聴く方もみんなこの曲が好きで、『出そう』みたいな。やらしく言うたら売れるとか思ってしまうんですけど(笑)そんなん置いといて普通に聞いて欲しいなと思います。」 ―わたしも好きな曲ですが、以前よりスローでストリングスが入ったことで切なさが増していますね。アルバムの後、この『冬色ガール』をリリースするわけですが今後はどういった方向へ向かっていくのでしょうか? 徳田 「精神面的にややネガティブ発想に向いていくと思います。『どうせ世の中はうまくいかないから仕方ないやないか』という、その『仕方ない』とか『まぁいっか』というのが、スムルースのポジティブ論で、ただ『頑張ろうぜ』っていう簡単なポジティブ感じゃないんです。今後はちょっと真面目な、泣き虫なイメージでいきたいなと思ってます。」 ―わかりました。では最後に名古屋のお客さんにむけて一言お願いします。 徳田 「名古屋でのライブ集大成を見せたいなと思ってます。名古屋って僕にとってはいい意味の違和感を持ち合わせた街やと思うので、この名古屋でなにかひとクセふたクセつけたいなと、それを見にきてもらいたいなと思います。」 名古屋は「珍味感がある」とおっしゃってましたが、その違和感とスムルースの違和感は充分一致するとのことです。何が飛び出すかわからないスムルースのライブ。しかも名古屋初ワンマンとあっては見ないわけにはいかないでしょう!彼らの世界にどっぷりハマって、笑顔になりましょー! |
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スムルースの名古屋初ワンマン! |
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