拝啓。淡いピンクの花びらが音も立てずにはらはらと、時に優しく、時に切なく舞い降りる季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて唐突ですがここでご一報。優しさと勇気をモットーに懐かしながらも最終型ゆえに最先端な音楽を奏でる5人組、我々タグラインの1stCD「スマイリースマイリースマイル」がめでたく完成。そのCDを引っさげてのワンマンライブも5月27日（土）にめでたく決定致しました。早速CDの内容を説明しますと、スピード感溢れるロックナンバー「その羽根が･･･」狂気のおたけびロック「レモン」あなたの心にひとしずくの潤いを、名曲バラード「夕暮れ」うつむいている君の背中をひと押し「風穴」タグライン流王道ミディアムロック「神のみぞ知る」という以上全5曲でして、まさにスマイリーこの上ないスマイリースマイルな内容になっております。気になるお値段は、税込価格千円ポッキリでお願いします!!というお買い得スマイルがポロリなCDに仕上がっております。観ておいて損はありません!!風薫る若葉の頃5月27日（土）ワンマンライブで是非お会いしましょう。

　　5月のニュータイプのテーマは「女の子」、へーそうなんだって、おいおいちょっと待った。ジェンダーフリーのこの世の中、まず「女の子」って一体なによ。子供が産めるとか産めないとか、スカートだとかズボンだとか、身体的にも外見的にも「女の子」って決めつけるのは大変になったんだよね。ある意味なんでもありなんだ。でも5月7日のライブイベント、ニュータイプのテーマは「女の子」。

　そもそもニュータイプってイベントは、バンドとしての経験にもうひとつ自信がない、だけれども発表会で終わるライブではない次の自分達の居場所を探してるバンドのものなんだ。そういうバンドってそれぞれ自分達のゆずれない思いっていうのが微弱なんだけど表に向かって出てる。その思いが一緒に出演するバンドと重なるところがあれば、増幅されて、強くなって、音の聴き手に伝わる。バンド達の確信に変わることができる。その重なり合うの微弱な思い、違う言葉で言えば、「同じ匂い」かな。それがニュータイプの毎回のテーマになるんだ。

　5月のこのイベントに出演するバンドは、確かにフロントマンは女の子ばかりなんだけど、テーマはそこじゃない。彼らが鳴らす、ルートコア、ミクスチャーロックに、ガレージポップス…なんでもありのジャンルの中で主張する思い、なんでもありだからこそ見えなくなってしまいがちなバンドの個性を探しているのが、今やなんでもありになってしまった「女の子」であるっていうところなんだ。

　まあ女の子に限らずそれぞれの立場で自分の居場所を探してみんななにかしら闘っているわけだ。バンドも、そして観にきてくれるお客さんも、そこにある「同じ匂い」を感じとってもらえるはず。闘え女の子。闘えお客さん。闘えニュータイプ。