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この春愛知県各地でゲリラライブ!そして5月には・・・のIn the Soup

  「メジャーデビュー」という言葉がマジックワードではなくなってしまったよね。インディーズからもヒットは出るし、インターネットで流通もできちゃうし。むかしは「メジャーデビュー」しちゃったらなんだかすごいものに変わってしまう気がしたのに。  で、5月にデビューするインザスープ。5月20日にサードマキシ「風の子」でメジャーデビューが決定。これまでの2枚のマキシを合わせて1つの「作品」となる3枚目はボーナスでライブテイク入り。「今ではCDでのバンドの見せ方ライブでのバンドの見せ方、両方に自信がある」というVo中尾さんのコメント。でも全然力んでない。このタイミングなのにすごい自然体。

   2ndの「夜のかけ布団」と一緒に3月のツアーの合間、彼らは愛知県各地でゲリラライブを行ったんだけど、その場所が…老人ホーム、料理屋さん、お昼ごはん時の工場。そんな中で彼らなりのマジックを手に入れたみたい。まずはその時の話。

 「高須ケアガーデン(老人ホームね)は、どうなることかと思ったけど、インストアとかやる以上に盛り上がった。こう、車イスでおじいちゃんおばあちゃんが集合するわけですよ、自動車の車庫入れみたいに。で、2、3曲やってMC入れるんだ、『俺達はロックンロールバンドなんだけれども、じいさんばあさん相手だからって容赦しねえぞ』『イエイって言ったらイエイって言えコノヤロー』みたいな。で、イエイって言ったら、ばあさんたちがしわだらけの骨が見えてるような手でイエイっていってくれて。(Vo中尾)」

 「ライブが終わって、みんな一輪のお花を持ってて、メンバーに渡しに来てくれたんだけど、一人おじいさんがいて、車椅子から立ち上がって来てくれたんですよ。そしたら周りの看護婦さんとかがすごく驚いてて。『どうしたんですか?』って聞いたら、『あのおじいちゃんは最近ろくにご飯もたべないで、元気がなくて車椅子も自分で動かせなかったのに、ライブが終わって自分で歩いてお花を渡しにいった…』って。」(Dr吉田)

 「で、終わってからみんなでじいさんばあさんのところへ行って握手しながら『またくるぜ死ぬなよー』って言ってて。ばあさんが一人、僕の顔を見ずに手だけぎゅーっと握って『音楽っていいねえ』って遠い目をして言ったのがすごくいいなあと思った。あと、もう一人のばあさんはずっと俺に話しかけてて、俺は何いってるのか良く分かんなかったけど、うんうん、へえーって相づち打ってて。結構延々と話してたんだけど、途中でヘルパーの人が『ぼけてるからぼけてるから』って。俺ぼけてるばあさんと一緒に話してたみたい(笑)。」(中尾)

 「僕は、音楽は聴く対象を限定しないで自由に聴いて、すばらしいことを感じて欲しいなと思って常日頃やっているので…老人ホームとか行くと演歌とかやって盛り上げようとかする人もいるけど、僕らは若い人が見てもちゃんと成立するライブをやったから、それで盛り上がったというのはすごい意味があると思う。」(吉田)

 「おおげさな話、間違ってなかったなって思う。今までやってたことが。僕個人でいえば、今までバンドで音楽やるってことに対して意気込みすぎてたっていうか、力が入りすぎてた感じだったんだけど、うまく力を抜いて楽しめたっていうか。」(中尾)

 ものすごく楽しそうに一気に語るメンバー。誰が見たって、すごくよかったんだって分かる。ほかにも踊るコックさん集団とか、手作りの看板とかの話、そして感謝。5月にメジャーデビューを果たしてからでもやる?

 「え?路上とかで?やりませんよ(笑)うそうそ。きれいすぎるかもしれんけど、これから先メジャーになってキャーキャー言われるだろうが(笑)そうなっても路上でやる。東京ドームでやるようになっても・・・やる。」(中尾)

 「路上もライブハウスでも変わるところはない。与える力は一緒だし、メジャーデビューしたからって、自分らのスタンスを変えるつもりはないし。5月のメジャーデビューはバンドの仕切り直しとして、今は色んなこと経験しながらどんどん進化してるんですよ。だから5月30日のライブはそのパワーを味わいに来てください。」

 「ELLにイスが置けない程超満員にしてくれ、あ、超満員にするぜ(笑)」(中尾)

 周りに振り回されずに、変わらないこと、これもマジック。誰かに与えるだけじゃない、お互いがつくりあげる空間もマジック。これを知ってるから、あえて「メジャーデビューしても変わらない」って言い切れるんだろうな。彼らの音楽、新しい手法の音ではないけれど、その中にあるロックの変わらない温かい部分が、5月30日のELLでもみんなに届きますように。 

今度の新譜は森純太プロデュース!
LOOP THE LOOPの有名人遭遇日記(ウソ)

 押忍、ループ・ザ・ループのドラムの須川です。もう日差しはすっかり春、近所の桜もいよいよ咲きそうです。この度ニューシングル「狂おしく咲く花」がリリースされることになったので、今回はそのレコーディングの時の話をひとつ。

   今回はあのジュンスカイウォーカーズの森純太さんを迎え、都内にあるスタジオで制作開始。純太さんと初めて逢ったのは去年の年末の渋谷タワーでのインストアライブの時で、さすがにオレらは緊張気味でした。中学、高校とJ(S)Wを聴いていたチャンシーはかなりガチガチ。お互い大した事も話せないまま終わり、純太さんへの第一印象は「目が鋭い」(まんまやんけ!)。準備期間に何度か一緒に飲みに行ったんだけど、純太さんは意外とよくしゃべる。目も鋭い(怒られないかな?)。純太さんは今も現役のバンドマンなのでオレらと一緒の目線で意見を言ってくる、それがすごくやり易かった。あと私事なんだけど、やっと念願のドラムセットを購入しました。FIBESのセットで素材はアクリル、色はオレンジです。ちくしょーかわいー、ライブで早く使いてー。5月20日のELLでは披露できると思うので、乞うご期待。そのセットを使っての初めてのリズム録りは、やっぱりアクリルでできているため、イメージの音に近づけるのに多少時間がかかった。5オクロック・シャドウもアクリル素材のセットを使ったんだけど、ロンドンの湿度等の関係で音をまとめやすかったが今回は試行錯誤でした。この曲はセクションごとにリズムの世界観がガラっと変わるので、メリハリをつけることを意識してプレイしました。さすがに5、6テイクは覚悟してたんだけど、会心の1テイクOK!間奏の森男とのセッションもバッチリでした。

 余談だけどスタジオの中でいろんなアーティストを見かけました。まずレコーディング3日目にパフィーの2人を見かけ、その直後にチャンシーがギターダビングしている時純太さんに話しかけてきた男、なんと奥田民生さんではないか!あまりにも突然すぎて正常な挨拶が出来なかった。いやーJ(S)Wとユニコーンの2ショットなんていいもん見れたなぁなんて思いました。あと、センチメンタルバスとブルームオブユースの方々もいたなぁ。なんにせよ豪華な顔ぶれでした。ついこの前プロモーションビデオの撮影も終わり、こっちもすごくカッコ良く仕上がりました。4月にCDTVのオープニングにこのPVが流れることになったのでお楽しみに。そういや前回のダイアモンドホールでのライブの時にシゲさんに新しいELLの図面を見せてもらったんだけど、もう完成に近づいてんのかなぁ。今までのELLが無くなるのはさみしいけど楽しみにしています。5月20日に逢いましょう。

君はもうみたか?ギターキッズ必聴!E.G.Q.

 名古屋の皆さん、EGQです。昨年は、ELLに2回出演させていただきましたが、知らない方の為にご挨拶させていただきます。

 EGQは、西畑勝、栗原務、堀沢俊樹、法田勇虫という日本でも屈指のギタリスト4人によるロック・インスト・バンド。それぞれ全く違ったキャラクターを持つギタリストが集まった世界でも珍しい形態のバンドです。

 98年9月にリリースしたアルバムは、その楽曲の完成度、ギターテクニック、サウンドクオリティなどで、奥に音楽業界に衝撃を与え、多くの人々に高く評価されました。

 従来のインスト・バンドはいわゆるフュージョンかジャズ・スタイルが殆どですが、EGQはこれまでに無いロック色の強いギター・インスト・スタイル。ギター・インストにありがちなテクニックを誇示するような、これ見よがしなギタリストの自己満足に終わる演奏スタイルではなく、楽曲とメロディそのもので聴き手を魅了することを目指しました。

 ライブでは4人+サポート・ミュージシャンという形で、その半数以上の曲を4人のギタリストがステージに上がり、あるときはメロディのハーモニーを展開し、あるときは激しいギターバトルを見せるという、パワフルなステージ。

 4人のギタリストによる感性の爆発は、とても刺激的かつスリリングで、ときには魂を溶かすくらい官能的で、息もつかせないくらい素晴らしいロックを聴かせてくれます。

 彼らが作り出す本物のギターミュージックを、その世界にも通用するギター・テクニックを5月19日ELLに聴きに来て下さい。ギター・キッズは必聴です。現在7月26日発売予定のセカンド・アルバムを制作中。新曲もお楽しみに。

hi−limits 5月22日ついにCDがやってきます!

  名古屋の皆さん、こんにちは。ハイリミッツです。今回のツアーで名古屋の街を訪れるのはかれこれ3度目になるのですが、なんでもELLがリニューアルされたそうで(注・まだだよ)。前回のツアーから約一年ぶりなので、メンバー一同ヒジョーに楽しみにしております。おっと、僕らの名前を初めて知るあなたのために、簡潔にプロフィールを。僕らハイリミッツは、福岡は北九州で結成されたバンドで、地元を中心に九州全域、ツアーによる全国でのライブ活動や、イベント及びメディア出演、はたまた街の美化運動から政治活動、朝のラジオ体操か麻雀大会じゃで、もう寝る暇もないほど、超多忙な日々を送ってます!そんなハイリミッツはただ今レコ―ディングの真っ最中でありまして、これを皆さんが読んでいるころには素晴らしいアルバムが完成している事でしょう。今回のレコーディングは、録りからミックスにいたるまで全て自分達だけで行いました。苦労した分、ゆっくりと時間をかけれた、納得のできるポップアルバムに仕上がりそうです。これはヤバイぐらいかなりの名盤です。未来永劫、色あせることのないエバーグリーンなソフトロックの金字塔です。ずばりタイトルは、「エレファンツブルース・アンド・ポップコーン」。全9曲入、千円。め、めちゃくちゃ安い!とにかくより多くの人に聴いてもらいたくてこの値段にしました。このアルバムをひっさげて名古屋に行くのが楽しみです。それでは皆さんELLで会いましょう!