えー今月から始まりました「故郷をたずねて」のコーナー。第1回目のゲストはザ ドンキーズの皆さんです。メンバー4人とも三重県の松阪市出身ということで、その頃のお話や名古屋での生活などを語ってもらおうと思います。 それではVけんクン(以下ケ)Gのたつおクン(以下タ)です。どうぞー ―えーと、今はみんなどこに住んでるの? ケ「Dのやっさん以外は名古屋に住んでます。」 ―名古屋の生活はどう? タ「CD出したんで、お金が無くてタイヘン」 ―へ?????いつ???? ケ「エ?2月4日に…」 ―何で編集部に連絡くれなかったの!(怒) タ「えー言ったと思うような気がするんやけどなぁ…スイマセン」 ―え?いつの間に??? ケ「全国2大都市ツアー」 ―それじゃあその話を聞かないと…タイトルと値段は? 2人「ザ ドンキーズ7曲入り1500円」 ―そのまんまじゃん(笑)どんな内容になってるの? タ「今までのベストやなぁ」 ケ「だからタイトルも『ザ ドンキーズ』やし。」 ―なんか文章になってるじゃん(笑)…っていうかこれってほとんどデモテープで発売してなかったっけ? タ「録り直してグレードアップさせたんで…」 ―それはドンキーズのイメージにあってるの? ケ「やっさんの絵やでなぁ(笑)」 タ「今までもチラシはあいつの絵やったでなぁ」 ―筆ペンでスラスラーっと書いたやつね。ジャケットも筆ペンなの? ―にしてもなんで大きな宣伝なしに突然CD出しちゃったの?(まーだ納得してない) ケ「最近へんな拘り取っ払って色んな曲作ってて…」 ―おー!!。いつ頃の予定? ケ「ELLが潰れる前には…4曲入りくらいで…ガシガシ行きます。」 ―(潰れるんじゃないって!!…多分) −ところで、ドンキーズって一言で表すとどんな感じかな タ「スカバンド!!」 −って言うと思ったけど、今流行ってるスカコアとはイメージ違うよね ケ「お客さんの反応見てるとウチらって詩とかメロディの方が先行してるみたいやし、実際そこには拘ってるし、日本語で表現したいし」 ―そういえば名古屋でも弾き語りやってるんだっけ? ケ「前は金山でやっとったんだけど、ギターの練習しとるやつとかおって、嫌んなったもんで、脱出して鶴舞行ったんですよ。」 ―次のライブは旧知の仲のエアプレインズと対バンだよね。 ケ「ヤツらは金山で弾き語っとるもんで、金山からお客さん沢山連れてきてもらって、オレらは名駅でガッポリとな」 …と故郷の話を語ってもらうハズが爆弾発言の連発でそれどころではありませんでした。スイマセン編集長。でも、のんき者の印象の強かった彼らだけど、ちょっと目がギラギラしててなんだか頼もしかったっす。 そう言えばエアプレインズのVヒロミチくんも三重在住。ELLのラジオもFM三重。集え!三重の若者達よ!(もちろん他府県の方々も大歓迎) |
皆さんこんにちは、西大須のハイロウズ、ザ・クラッツです。ザ・クラッツの調子がいいらしいぞと周りが錯覚している間にワンマンライブをやったれということで、3月10日に大須ELLにてまたまたやっちゃうぜ!という宣伝です。 去年の12月に初ワンマン、初CD発売ということをやったんだけど、「あー楽しかった」という覚えしかないんだよね、実際。おはようライブショウもそんな感じだったなぁ。でもそれでいいと僕は思っとる。言葉では言うことのできないくらいのライブを毎回やれとるんだもん。ファンの人達も多分僕と一緒だと思う。友達に宣伝する時も、「クラッツいいよ」とこの一言でしか表せないと思うんだよ。 それでね、僕が言いたいのは、世の中にはあふれるぐらいバンドがあって、僕達の存在なんていうのは何万分の一なんだけど、ライブの内容も何万分の一なんだよっていうことなんだよ。要は観てみなきゃわかんないということなんだ。動物園に行ってもさぁ、同じライオンでも性格が違ったりするじゃん。それは観た人でないと分かんないような事なんだよ。後で説明されてもちっとも面白くなかったりする。バンドも一緒だと思う。特にバンドは人間だもんでライオンなんかよりもっと複雑で面白いんだよ。今までクラッツを観たことがない人(野外でしか観たことがない人も含む)。君の心と体がどうにかなっちまうくらいのライブを僕達はやってます。それを観てないということは、中学生の時の一人だけ冬服という状況と同じくらいの恥ずかしさだよ。わあー、あれ見てー、みたいな。 ところで、誰が何をするかというより、誰がどうやってやるかっていう方が正しいと思っとる。それが観てる人にどう映るのかっていうのが一番大事だもんで、「クラッツ調子がいい」と言われば、それが正しいとも思う。 CDがタワレコで何枚売れたとか聞くと、へぇって思う。「知らん奴が買っとるてー、スゲー」なんて素人の会話したり「○○のファンが、直接買うのは○○に失礼だでタワレコでこっそり買ったんだて」ていう内容だったりするよ。なんか楽しいね。演奏ヘタでも、きっちり演奏しとるバンドよりお客さんが盛り上がっとったりするともう心がドキドキしちゃうね。やっぱ誰がどうやるか説は正解だ。僕らだからザ・クラッツが成立する。そういう簡単なもんだよ、きっと。それは野外ずっとやっとるでわかってきたことでもある。いろいろ分析しとる者、メンバーの顔しか見とらん者、興味ないもーんって通り過ぎる者等、めちゃおるけど、そういった人に認めてもらおうとは思わんけど、認めざるをえんようにしたるって思っとる。けどそれが一番難しいことでもあるが、多分出来る。僕には根拠のない自信がある。僕らが出世していく様を見逃すのはいかんよ。一緒に夢見よーぜ!なんちゃって。 「最近調子がいいね」とか「上がってきたね」と『自称自分達がトップ』という人達や栄のもちの木広場でたむろするおヒマなガール達に噂のザ・クラッツでした。ありがとない。 |
1999年tha Hooligannsはいろいろな事にチャレンジしてきた。レーベルの設立(UPPER SOUL)、イベント、オムニバスCDの発売。特にイベント、CDにおいては確実な手ごたえを感じた。そして秋から始まった新シリーズイベントもライブハウスの垣根を超え好評を博している。そう1999年はたくさんの人に支えられいくつかの成功をおさめた幸せな1年だった。しかし、何か胸の奥に引っ掛かる物があった。大事な事を忘れていた。たしかにUPPER SOULという名前はおかげさまでたくさんの人に覚えてもらった。しかしtha Hooligansの名前はあまり知られていない事実があった。このままじゃだめだ。そこでUPPER SOULのイベントを2月でひとまず休止し(でも多分、すぐ再開するのでよろしくね。)ツアーに出る事にした。東京、横浜、大阪そしてここ名古屋はもちろんホームグラウンドELLでワンマン!自然な流れだった。勝算は・・・はっきりいって分からない。去年は全て綿密な計画、計算の上行動してきた。その為二の足を踏んでしまう事もたびたびあった。今年は違う。恐い物は何もない。失う物も何もない。多分これがtha Hooligans本来の姿なのだろう。 しかし策士tha Hooligansの事、ただワンマンでライブをやるような事はしない。ワンマンだからできる事、ワンマンじゃなきゃできない事をやるつもりだ。そして意外なゲストも・・・。この日だけのスペシャル音源も用意している。今までtha Hooligansを見た事のある人も、まだ見た事がない人も是非足を運んで下さい。損はさせません。 最後にCD発売延期に付いての経緯を。2月発売に向けて昨年の内にほぼレコーディングも終え発売に向かっていました。その作品は今までの集大成と言った内容で満足のいく物でした。しかしバンドは生き物です。丁度僕らは進化の過程にあったのです。出来ればそれを伝えたい。そんな思いで始めからやり直す事にしたのです。確かに多大な費用、皆様に向けての宣伝、それに対する期待も無視する事は出来ませんでした。自分達でも本当に悩みました。そんな事を言い出したらきりがない事は承知です。ただ今の僕らには本格的な契約がある訳ではなく、そして納得の行く物を作る為に作ったレーベルです。今回の僕らの選択は今まで支えてくれた全ての人達、これから出会うだろう愛すべき人達に対する選択です。tha Hooligans の『tha』の意味toward honorable attitude(誇り高きアティテュードを目指す)に込められた僕らの姿勢です。そして今回のワンマンにその答えがあると思います。是非確かめにきて下さい。 tha Hooligans 『P-D-Pow』CD発売延期記念ツアーファイナル 2000年3月25日(土)Electric Lady Land お楽しみに。 |