PICKUP LIVE
GRAND COLOR STONEのビバ・ラ・アドリブ

 皆さんアドリブで生きてますか?大阪人という武器を目一杯に使ったグランドカラーストーンの楽しいライブは、まさにアドリブの嵐。さぞや●乱Q的なケバケバしいバンドかと思いきや、キャラの濃さとは裏はらにさわやかなルックス(?)とメロディアスな曲(中には爆発ソングも)今日は、お客さんが笑うまで喋り続けるというVo中野さんに、天然淡白なインタビュアーが挑みました。この対談は両極の二人がどのように打ち解け合っていくか(又はいかないか)を描いたドキュメンタリーとしてもお楽しみいただけます。

―あの、突然ですが、2ndのCDを出すそうで…

「今3曲ほど音とってんすけど、春ぐらいにマキシとかで出そうかと思ってます。カラオケは付いてないんすけどね」

―…残念。

「残念ゆうてもね、それ歌ったところで誰も知らへんし」

―今度のCDも喋りは入ってんですか。

「いやいや、今度もって…前のは一応関西ラップなんで」

―喋りじゃないんですか。

「ぜんぜん。ちゃんとバックに音楽あったでしょ、あれ。でも次はちょっとウケ狙いじゃなくて真面目にしようと。元々いたギターが抜けて去年の春からなんですよ、このバンドは。でもギターがいた時の曲も似たアプローチの仕方で、何の為にピアノしかいないバンドなんだろうとか色々ありまして。ベンフォールズファイブとかあるじゃないですか。あれやなと。2000年はピアノロックやと勝手に思い込んでるんですよ。Kiroroの次は俺らや、みたいな。全然Kiroroロックじゃないんすけどね。今の所ツッコミ欲しいところなんで」

―あっごめんなさい…

「たのんますよ。でもあんまないっしょ、特にうちみたいな大人げなーいピアノロックバンドっていうのは」

―じゃあコイケさんがピアノ弾く時に助走付けるのも?

「いや、あの人はアホなんでライブが始まると、変にメンバー間でライバル視みたいのがあって、普通は僕をたててくれなあかんじゃないですか。なのに、『俺の方向かせたるねん!』って全員思ってるんすよ。まぁ喋りやったら強いんで、SMAPが今までのジャニーズと違ってお笑いもできる、みたいにこいつら音楽もいいけど、しゃべりも面白いやんってなったら思って。でもメインはやっぱ音楽なんでね。ところで何を聞かれてました?今僕」

―???じゃあツアーは

「楽しーですよー。僕ら今グラカラポイント制ってのがあって、オモロいこと言ったら1P貰えて、10P取ったら王様なんですよ。ツアーとか行くとドーパミッてるじゃないですか」

―は?

「ナチュラルハイんなってて、何を言ってても面白い。車の中からオシリ出してみたりして、『今の自分おもしろいなー1P』とかって」

―えっ、自分で自分に?

「いやいや、あなた…」

―ところで今回のツアーは遠くまで行くそうですが。

「九州とか東京、横浜方面にも行きます。今年は広げていこうかなーと。一応ライブビデオも撮り終わってまして、ツアーの移動の風景も入ってるんですけど、CDと合わせて出そうかなーと考えてます。もう、旋風巻き起こしますからね。今年はガツンと行きます。ELLでもワンマン出来るぐらいのバンドになりたいんで、皆さん協力してください!」

二人の息もピッタリ合ってきた。何を隠そう私はキュートな中野さんとピアノロックが大好きだ。とびきりポップで、何が起こるか分からない、まるで生放送の様にスリリングなライブに、3月9日はぜひあなたもまき込んでみたい。もうあなたもグラカラの虜だ。

夕刊キャッチアップ Sepa編
全国各地のSAにSepa出没・・・の謎

さあ、次いきましょう。今週発売の写真週刊誌によりますと、タイトなスネアにノイズなギター、なのに何故かぐっときちゃう日本人対応オールラウンド型メロウなフレーズ+キュートなルックスで、若者にとどまらず幅広い年齢層にファン人口拡大中のSepaが全国各地の高速道路SA、PAに出没してるらしいっていうんですねー。で、早速取材にいってきましたんで、こちらどうぞ。

(某SAにて)

―ちょっとー何やってんですか?!

村松『何ってカレー食べてんですよ。ここは小っちゃいっとこだからねー他のSAと100円違うんですよ、そばもね』

−や、そうことじゃなくて…ツアーなんですよね??

村松『あっそうなんですよ、今年はツアーを充実させようと。名古屋だったら1クールに一回とか月一でもいいくらいだと思ってるんですけどね!』

―ですけどね!って・・・えらいハイペースですね。でも何で?

『東京も地方もファンの反応が良いし…だったら行こうよって。ファンの反応の違い?地方のコは見守ってくれるって感じかな。東京のコは観慣れてるので自分らより先にイく場合が多いかな。地方は遊びにきてるというより見てるって感じですね、で、最後のほうになると地方も東京も変わらなくなる。だったら最初っからこいよーって。それが可愛かったりしますけどね。

 地方でのライブって初めて来たライブでキャーってのはあんまりないと思うんだよね。勿論理想としてはライブにきたお客さん全員にCD買って帰ってもらいたいとかいろいろあるんだけど、うちのバンドは実はあんまりそういうこと考えてないんですよ。もちろん人にはいっぱい観てもらいたいとかレインボーホールでやりたいとかいろいろあるんだけど、そういうタイミングってライブをやり続けるうちにちょっとづつ増えていくだろうし、ある時倍になるかもしれないし。だから今年はツアーをたくさんやろうと。』

―というわけだったんですねー、去年は名古屋は2回しか来てもらえなかったら寂しい思いをしてたファンも多かったと思うんですけどね、これで安心、まずは3月22日、名古屋ELL。村松さん曰く『春の卒業旅行気分で』『とっくの昔に卒業した人は慰安旅行気分で』来てくださいとのこと。確かに彼らの音楽って春の出発ってイメージに通じるところがあるかも。以上です編集長!