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CREAKSの『HEY!GUAVA』ってなに?

西暦2×××年○日×日

 「伝説のバンド『CREAKS』のインディーズ時代の1stCD。まずデモテープ『アロハソングス』シリーズがあってこのCDタイトル、『ヘイ!グアバ』。一連の流れが見受けられる。未だ見ぬ幻の島『フローネ』を心に描きながらタイトルを付けていたのか?いやいや深読みは良くないね。内容に触れていこう。曲数は全6曲。多すぎず少なすぎず、いい感じだ。70年代末から80年代半ば頃まで盛り上がっていたムーブメント、『ニューウェイブ』にコイツら相当ハマっていたね。随所に影響が感じられるよ。モノクロームセット、DEVO、etc…イヤそれだけじゃないね、アメリカンインディーの匂いもプンプンするよ。80年代末から90年代初期に出てきたピクシーズ、ペイヴメントetc…の匂いがさ。でもコイツらただのサル真似で終わってない…」

 などと未来からの絶賛の嵐が吹く前にコッチから吹きまくりのCREAKS。遂に完成しました。なにしろ時間をかけてのレコーディングは初めて。満足するまでやらせてもらいました。今は皆様に早く聴かせたい心境です。あと、今までよくわからなかったある気持ちが理解できました。それは、料理屋で相当ウマい料理を食べた後に出てしまうというあの言葉、「シェフを呼んでもらえますか?」そう、礼を言う為に呼ぶのだ。「ありがとう」の気持ちでいっぱいなのだ。素敵な時が過ごせた事に感謝するのだ。「ヘイ!グアバ」を聴き終えた後、その感覚がわかったのです。いよいよ8月21日に出します。発売当日、イベントをやります。「サマースカルモンスターズ・カラテカスペシャル」。クリークス、ザ・ゲリラ、ジ・エレクトリックフィールド、アンモナイトチェアー(エキス改め)というホストクラブ顔負けの総々たる面子。タバコに火はつけてあげれないけど、あなたのハートに火をつけます。昇天確実!

Upper Soul代表熱く語る

 アッパーソウルが生まれたのは一体いつだったのだろう。表向きには2月から活動を始めたからその時からということになるが、実際はもっと前から、僕の中では蠢いていた様な気もする。髪を立たせたロックスターに憧れ、自分もああいう風になろうと心に誓った時から始まっていたのだ。そして、それは僕だけでなく、今こうしてアッパーソウルという名のもとで魂を焦がしている全ての人間にあてはまると思う。そう皆燻っていたのだ。アッパーソウルはそのさまよえる魂に行動力を与え希望を与えた。そして生まれたのがこの作品だ。

まずは『オールマイティボムジャック』
名古屋スカシーンにおける中心的な存在、オリジナリティ溢れるビート、キャッチーなメロディが魅力。

『ブルーベルベット』
心に何かを訴えかける詩、メロディ、ビート…その優しさが…。

『オキシドール』
パンキッシュなサウンドにポップなメロディ、そこに絡み付くハードなギター、若さ爆発!

『ジ・オニオンクラブ』
ルーツを愛し、なおかつ最先端を感じさせるサウンド、ロックの楽しさ、気持ちよさがここに…。  

『モンキーズフットポイント』
独特なビートと派手なパフォーマンス、コミカル=シニカル=ミラクルバンド。

『ザ・フーリガンズ』
パンク、ジャズ、ヒップホップ、R&R様々な音楽を飲み込み、熱く激しく、そしてモダンなサウンド。

 とまぁここで書いてみたものの実際音楽は聴いてみなければ分からない。ただ一つ言えるのはこのCDはただのオムニバスCDでは無い。全19曲6つのバンドによる最高のロックアルバムだ。そしてこの場を借りて、これまでアッパーソウルを支えてくれた全ての関係者、スタッフ、そして4月から行ってきたイベント『アッパーソウルナイト』に参加してくれたたくさんの人達に感謝します。たぶんこれを読んでる人のほとんどはバンドをやっている人じゃないと思う。学生だったり社会人だったり、何か夢があって一生懸命頑張っている人達だと思う。そしてその全てに魂はあるはずだ。アッパーソウルは今回参加した6つのバンドに行動力を与え希望を与えた。その最初の結果がこのCDだ。魂で聴け!そうすればこのCDはきっとみんなの魂を沸き上がらせるだろう。そう!今度は君たちの番だ!

『UPPER SOUL/V.A』8月15日(大安)全国有名CDショップ、アッパーソウル通信販売にて発売!(税抜¥2000・初回特典あり)『アッパーソウルナイトスペシャル』(CD発売記念イベント)8月24日(火)ELL(CD持参の方プレゼントあり)

アッパーソウル・高峰洋史

Aftermost Undergroud Rare Style

SFOUR

「アフターモウスト・アンダーグラウンド・オルタナティヴロックカルチャー」なんて長いイベントのタイトルだろう。このイベントは次回の8月27日で3回目となる。そしてこの3回目から、タイトルが「アフターモウスト・アンダーグラウンド・レアスタイル」と改名される。

 今までは「オルタナ」にこだわってバンドを集めてきたが最近ではオルタナにも境が無くなっている。自分がかっこいいと思うのは「レア」であやしげなヤツだ。オルタナだけに限らずかっこいいバンドが沢山いる。そこで「レアスタイル」と枠を広げたのだと、このイベントの創立者でもあるSFOURのVoタントさんは言う。新しいシーンの先駆けとなるべきバンド、これまでに無い芸術色の強いバンドの集合体がこのイベントだ。ここに集めたバンドはそれぞれに活動していても、一緒にやりたいバンド、好きだと思えるバンドが周りにいないことが多い。そういうバンドは音を聴いてみると共通する部分がある。そしてお互いのかっこよさを認めることの出来るバンドだ。今まで別々の場所でやっていたバンドが1つの場所に集まることで「シーン」ができる。その新しいシーンを作ることを目的にしている、とタントさんは語る。

 確かにこのイベントを見ていると、これが行われている意味を感じる。その日集まったバンドによって作られるパワーはすごい。常連になっているハイパーワークショップとサノバガンについては、自分達が惚れたバンドとは一緒にやっていきたいから何度でも出てほしい、切り離すことは出来ないと言う。
 次回8月27日はこれまでに無い最強のイベントになるはずだ。東京からサノバガン、マカロニ、東北からポルノヘッド、そして地元からSFOUR、ハイパーワークショップ。見ないと損だと言い切るにはそれなりの自信があるはず。絶対に見に来てほしい。