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KWEENワールドツアー

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 究極のQueenコピーバンドKWEENが約1年半ぶりにELLに登場する。今秋のツアーは東名阪とロンドンをカバーする「ワールド・ツアー」となるが、ELLはそのツアーの皮切り公演となる。

 KWEENは92年に本格的に活動を開始。以後6年間の活動で世界的に認められ、96年にはCDデビュー。本家Queenのブライアン・メイからも絶賛されたコピーバンドである。昨年4月には初のロンドンツアーを成功させたKWEENだが、今年2月から半年間は活動をすべて休止していた。「毎年同じローテーションでQueenのコピーライブを続けたことに疲れていた。本来『Queenが好きだから始めた』という原点に返るためにも、休みが欲しかった。」というのが理由だ。

 9月5日、フレディー・マーキュリーの誕生日に渋谷ラ・ママでライブ活動を再開、ボーカルのふれでい・えとうは、「久しぶりのライブで心地よい緊張感を味わい、お客さんの楽しそうなリアクションを観るにつけ、Queenコピーをやってきてよかったと実感した。」と語る。実際、復活ライブはソールドアウト。ライブ終了後にはお客さんと一緒にフレディーのバースデーパーティーを行ったそうだ。

 11月1日のELL公演に向けての抱負は「ライブハウスならではの良さ、つまりお客さんとの一体感を大事にしたい」ということだ。新旧とりまぜてのヒットパレード的なショーが期待できそうである。

Illust KWEENは11月21日にオリジナルCD「Journey in a Labyrinth」をリリースする。ELLのライブ当日には先行発売も行われるそうなので、KWEENのオリジナルな世界も是非堪能してもらいたい。(但しライブではコピーのみ演奏とのこと。)

 折しも、Queenのブライアン・メイの来日公演はKWEENライブの数日後に名古屋で開催される。ブライアン・メイのライブに行く前に、KWEENが再現する懐かしいQueenの曲で盛り上がるというのも一興だろう。なお、KWEENの情報は彼らのホームページで見ることができる。

Willie's Appleで溺れろ

Photo この世の中には良質なロックサウンドを求めている人々が数多くいるはずである。しかし、いくらライブハウスに足を運んでも、CDを何枚買ってみてもどうも「コレ」という物にぶつからず欲求不満している人達もいる。

 そんな方々にお贈りすべく、この度完成したのがウィリーズ・アップルの2ndCDその名も『Willie's Apple Custom』(全13曲・2500円)!前作『The CARRIER』から約2年、渾身のフルアルバムの完成だ。まあ、試しに聴いてみてくれ。きっとスーパーロックサウンドの津波に飲み込まれて溺れてしまうはずだ。溺死だ。

 最近のウィリーズはなんだか非常にのっている。バカをのらすととっても怖い。こんな物を作ってしまった。のっているバカ共は音を重ねたりなどはしない。ほとんど一発録りだ。メインの歌ですら「せーの」で 録ってしまった。

 11月1日発売という事なので、ぜひ皆様方、このCDを手に入れて素晴らしきロックミュージックを体験してくれる事を願う次第であるそして、11月末にはCD発売記念のツアー『Willie's Apple Custom』を予定している。名古屋ELLには11月19日(木)に訪れる事になっているので、溺れ死にたい人はぜひ観に来てくれ。一緒にスーパーロックサウンドに溺れようではないか。

 一体、ウィリーズアップルとはどんな奴らなのかとお思いの方もいらっしゃると思うので、ここで紹介しておこう。

 まずはリーダーを務めるベースの金戸サトル。どうもこいつが一番女にもてる。いけすかない野郎だ。がしかし、ウィリーズにはかかすことのできないグレートなベースプレイを披露し、最近一部では日本のJohn Entwistieなどと呼ばれているらしい。

 ギター&ボーカルの平善吉ジュニアはロックを知り尽くしたギターサウンドと分厚く紫色の唇からほとばしるスーパーミュージックでまさしくウィリーズアップルの顔である。奴なくしてはこの語る事は不可能である。そして、ドラムのポンチ、バンドの屋台骨をクサイ足でしっかり支えている。そのずんぐり体型は人を笑わすためにそうしているのではないそうだ。

 残るは谷内・ジーニアス・宗晃、ハープ&パーカッションを担当する。何も考えず欲のままに生き、プレイしてしまう大バカ野郎である。

 こんなバカ共がスーパーロックサウンドと自称名盤『Willie's Apple Custom』をひっさげ来名するので皆様方、乞うご期待、そして、お見逃しなく!

11.11大須が下北沢になる

 最近、東京下北沢あたりでも、歌心溢れるバンドの姿が多く見うけられる様になった。

 一時期のGポップ、メロコア系の台頭は、すっかり地域に根付き、「NEXT」を探す中、状況に左右されない、「歌心」を大切にするバンドが96年4月頃よりチラホラ見られる様になった。

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 今回、モノマニアの呼びかけにより、「志」を共にするバンド同志の合同ツアーが組まれた。

 名古屋ELLでは、他にスナッパーズ、ザ・カレイドスコープが同行。ホットなステージと盛大な打ち上げが展開されるだろう。

 モノマニアの結成は96年4月。広島で活動していた4人が上京後、Vo松原と出会い結成された。全ての意味でのオールジャンルをプレイするバンド。なるほど彼らのサウンドはソウルだったり、ファンクだったり、J−POPだったりする。それが曲ごとにバラエティに富んだ表情を見せてくれる。今春、念願の6曲入CDをリリース。ライブテイクやリミックス等を取り入れた遊び心満点のカラフルポップな出来であり、発売後の初ワンマンライブは、動員、演奏力共にバンドの底力を見せた。このツアーでは、「楽しませるので、楽しみに来い」と力強く語ってくれた。

 続いて、Vo石田を中心にこちらも広島出身のメンバーで結成された、ザ・カレイドスコープは、ストレートにピュアな熱いロックを聴かせる。このバンドのキーワードは、アコースティックな温かさや優しさとロックのソリッドな部分の共有、それがギリギリの危うさを演出しているのだ。不器用ながら、ライブに重点を置いていくと語る彼らにとっての1stツアー、自分達も楽しみたいという。

Illust そして最後にスナッパーズ。こちらも広島からの上京組。広島では、圧倒的な人気を誇っていた彼らも、上京後、様々な状況の中で変化が見えてきた。実際、この1年の成長の具合は、一回り大きく、たくましく感じられる。元気でポップという言葉だけではなく、こだわりや強さといった部分が強調される様になったのではないだろうか。11月11日、3曲入カセットをリリースし、年末には初の東京でのワンマンもひかえ、いよいよ充実期に突入、否が応でも期待してしまう存在だ。

 さーてさて、広島生まれのニューカマー達の珍道中、いかなる事となりまするやら。どんなエピソードを残してくれる事やら…。(ツアーの最終日だからといって打ち上げは節度を持って行いましょう。あっ言うだけムダか…(泣)。

バケラッタ 2ndアルバム「フロイコ」発売!

Photo つい先日の事です。リハ後の恒例行事、バケラのメンバーで飲んでいると何処かで見た顔。ゲリラの駒井君だ。ちょっと前までバンドの知り合いといえば、チェイン、パラなどのじじい連中しかいなかったけど、今年に入ってからはジェリー・リー、ブリーフ、ゲリラといったバンドの人達と話をする機会も増えてきました。(結局ビリーさん絡みか…)

 みんな僕を年寄りだと思って立ててくれてるのか、何かと賛嘆してくれるんです。その日の駒井君も「バケラの2nd、ビリーさんにテープ貰ったんですけど最高ですね。ツアー中ずっと聴いてました」なんて言ってる。めざとい若者もいるんだなあと感心しながら、一緒に飲み始め、気が付くと全員ゲリラのライブチケットを買っていました。ま、いいか。

 そう、バケラの2枚目に当たるニューアルバムについて書かねば。この作品は呪われています。だから皆さん聴いてはいけないのです。もし衝動的に購入してしまっても、キャラメル包装を開けないように!

 呪いその1・当初、某メジャーレコード会社からのリリース予定だったこのアルバム。熱心なディレクター氏と曲順、プロモヴィデオなどの打ち合わせをして盛り上がっていた矢先、そのメーカーが邦楽から完全撤退する事になり、僕達との関係も切れてしまった。

 呪いその2・有頂天の、あ、今はシンセサイザーズのケラが彼のレーベル、ナゴムからだしたいと言ってくれた。盛り上がっていた矢先、ナゴムとその流通をしてた某メーカーの切れて、バケラもぶっとんだ。

 呪いその3・またしても中川寛(もうみんな知らんわな、ゴメン)の声が入っている。

Illust 呪いその4・レコーディング最終日、トラックダウンも大詰め。ビリーさんが音を作っている間、残りのメンバーは外に出てミーティング、という事になった。「ボーリングでもしません?」とベースの松っちゃん。「まあ、気分転換の意味で1ゲームだけなら」とドラムの太一。何よりもメンバーの和を大事にする僕。その後、深夜の白熱ボーリングが3ゲームに及んだのは言うまでもない。この3人が戻った時のスタジオは、重苦しい空気に包まれていた。ビリーさん、ごめんなさい。悪いのは松っちゃんだ!

 バケラの2ndアルバム『フロイコ』は11月15日発売で前日はELLにて先行発売ライブがあります。発売元のVIVIDさん、ありがと!めざといメーカーもあるんだなあ。