ハニーハニーは今、レコーディングと曲作りに明け暮れている毎日です。

　今回の作業は与えられた時間を最大限に生かし、できるだけ多くの曲を書いては録ってしまおうという方法で進行しています。なので、僕は常に新しいアイデアを考えていて、今これを書いている最中にもいろいろなフレーズが頭の中をグルグル回っています。今までに無いハイペースで新曲が出来上がっていて、それらを並べて改めて聴いてみるとそこには曲のタイプは様々でも僕達なりの癖というか、共通点のようなものがあるように感じます。

　ハニーハニーを結成して８年目ですが、今回のしゃちの部屋はハニーハニーが時代時代に影響を受けてきた音楽を紹介したいと思います。

　解りやすく大きな流れとしてこんな流れに分けてみました。
　１．ローリングストーンズ時代〜２．サザンロック時代〜３．アメリカンロック時代〜４．グランジ・オルタナ時代〜５．ビートルズ・ブリティッシュロック時代です。

　こう書いてみて面白いことに気づいたのですが、８年の歳月を経てストーンズ路線からビートルズ路線に移り変わったことです。

　今となってはストーンズの音楽的なカッコ良さも解ってきたつもりですが、結成当時１の時代は音楽の『お』の字も知らず、ただその不良っぽさに憧れて精一杯背伸びしてやってました。そのころは邦楽もよく聴いてましたが、やはりシェイディードールズやティアドロップスを好んで聴いていました。

　そんな僕達も次第に音楽的な欲がでてきて次にやってきたのが２の時代でした。ひとくちにサザンロックと言っても、かなりいろいろありますが僕達にとって一番影響を受けたバンドはブラッククロウズでした。バンドメンバーの年齢も僕と殆ど変わらず、現代風にアレンジされた音は僕達の好みにぴったりでした。

　次の３と４の時代は重なっている部分もありますが、２からの流れの中で見つけたバンドがジョージアサテライツです。今でも僕のドライビングソングで、いつでも最高にハッピーにさせてくれます。この頃から一気にメジャーな感じになって、ガンズ＆ローゼズ・エアロスミス・ニルヴァーナ・ＲＥＭと、なんでもアリの状態で、カッコ良いと思うものは何でも取り入れるようになっていきました。ＥＬＬでの毎月のライブでも月代わりでバンドスタイルが変わり、観に来る人を困惑させるような濃い（？）バンドになってしまいました。

　そして最後が５の時代です。なぜここでいきなりＵＫになってしまったのかというと、ビートルズ大好き人間のクロちゃんが加入したからです。これによってかなり音楽性が広がって、いろんな感性が混り合って、そして今のハニーハニーが出来上がっているということになります。

　改めて考えると、こういう行程を経て新たな発想が生まれていくんだなあと思いました。今やっているレコーディングでハニーハニーしかないオリジナルをどれだけ残せるかが楽しみです。最後に「古いＣＤ捨てなくてよかった〜」

　来月は「僕のたまの休日の過ごし方」です。お楽しみに！