vol.2
「当たり前」というものは人間においてとても大切なものだ。呼吸ができたり、飯が食えたり、歌えたり… すべての「当たり前」に僕らは感謝しなくてはならない。
しかしながら、時にそれは形を変えて人間を困らせる時もある。
6月8日サカエスプリング当日。僕らブルエンの乗った機材車は早朝に東京を出発、名古屋に向かっていた。休日にもかかわらず高速道路は見事に空いていて快適に進んでいる。あまりの快適さに僕は、座っていた3列目のシートに横たわり寝息をたてていた。
出発から2時間くらいがたった時、車が減速したのがわかった。サービスエリアにてトイレ休憩である。僕以外の全員がトイレに向かうが、僕は構わず眠る。しかし、やはり催す寝息男。遅れてトイレに駆け込んだわけです。
その時すでにトイレにメンバーはおらず。おそらく皆おとなりの売店で飲み物でも買っているのでしょう。気にせず用を足す寝息男(大きい方)。
スッキリして意気揚々と駐車場に戻ったら… なんと乗ってきたはずの車がない…。「まさか…。」と思い広い敷地内を全て探せど車はない。
そうです、僕が車に乗ってることが「当たり前」だと思い込んだ皆が僕を置いて名古屋に出発しちゃったのです。
携帯も財布も車中。頭真っ白。授業中にマンガ読んでたらいきなり先生に当てられた時の学生くらい頭真っ白。
落ち着いて考えた結果、売店の店員さんに電話を貸していただき、かろうじて番号を覚えていた父親に電話。
父→マネージャーさん→メンバーへと伝わり約1時間後に救出されたのです(泣)結果遅刻ギリギリ(泣)大事件ですね。。
「当たり前」は色んな顔を持ってますよ。それを毎日感謝しつつも注視できる器用な人間になりたいものです。
そんなわけで今回ご紹介する映画は「ホームアローン」。説明不要だね。置いてきぼりな少年の話。君の気持ちわかるよ(泣)
BLUE ENCOUNT Vo 田邊駿一
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