全15曲、近藤晃央のファースト・フルアルバム『ゆえん』は、個性豊かな楽曲が揃う。 「最初のアルバムなのでポップな曲を選んだんです。いろんなタイプのものをやることによって、それが幅になるし、でもそれは一人のシンガーソングライターが歌う“歌もの”なわけで、その世界観は統一されるはずだと思うんです」 全十五曲入り六十九分。そのどれも個性ある彩り豊かな楽曲だ。デビューシングル「フルール」の力強いポップソング、セカンド・シングル「テテ」のアグレッシブさ、さらにサード・シングル「らへん」のしっとりと歌い上げる王道バラードと、アルバムに向けてリリースされたシングル三曲だけでも、近藤晃央というシンガーソングライターが持つ一筋縄ではいかない「音楽性の広さ」は伝わってきていたが、やはりこうしてフルアルバムとして集まってきた時のインパクトは大きく、しかし彼自身が言うように、決してばらついた印象はない。それどころか、近藤の歌声がそれらの「多様」を見事、ひとつにまとめているのだ。 一人ではないと思えることで歩んでいける前向きな歌たち。あなたがいるからという想い。アルバムのタイトル『ゆえん』は、「関係/理由」という意味に、「You and」という発音を重ねたという。 6月22日からは、初めてのツアーである近藤晃央 1st TOUR 〜ui ui she〜がスタート。地元名古屋では、大須ELLで開催され、吉田山田、指田郁也、うたまろらの名古屋でも人気のアーティスト達と共演する。 |
7月3日(水) @ElectricLadyLand |
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