名古屋を中心に活動する3ピースのロックバンドpistが、12/18(日)ell.SIZEにて、、自身初となる主催イベントを行う。先日の名古屋ワンマンの成功も記憶新しい”カフカ”、オリコン主催の一般選考でネクストブレイクアーティストに選ばれたり、11/23(水)には渋谷クアトロでワンマンを控える”Lyu:Lyu”を迎えての主催。まだまだ実績もネームバリューもない名古屋の1バンドが両バンドを迎えるにいたった経緯、初の主催にかける思いを、坂 直樹(Vo.Gt)/小野寺 正樹(Ba)/早川 マサキ(Dr)の3人に聞いた。

―12/18(日)、pist初の主催イベントが決まったね。タイトルが「セイノエンカン」。どんな意味を込めてこのタイトルを付けたの?
「漢字で書くと”生の円環”になるんですが、僕は、生きてる=人や物事がぐるぐると円を描き、全てが繋がるって考えてるんです。バンド同士もそうだし、お客さんや関わるスタッフさんを含め、その繋がりが大きくなっていけばいいな、という願いを込めてこのタイトルを付けました。」

―正直まだ実績のないpistなんだけど、しかも初主催で、最近頭角を現してきてるカフカとLyu:Lyuをよく口説いてきたね。この2組との繋がりはいつからになるの?
早川「いや、ほんとよくOKしてくれたなって思います(笑) カフカもLyu:Lyuも、繋がりを大事にしてくれてるんだなって感じて、ほんと嬉しいです。」
「カフカとの出会いは・・・確か去年の3月にell.SIZEで対バンした時だったよね?」
小野寺「そうだね。それが初めての出会いだったんですが、その時は連絡先は交換したものの、ほとんど会話なかったんですよ。その後、去年の8月にまた対バンする機会があったんです。」
早川「そのライブ後に、僕らとカフカで打ち上げしたんですよ。その日をきっかけに距離が縮まりましたね。同世代でもあり、聴いてきた音楽もよく似てて。」

―東京でも交流があったんだよね?
「そうなんですよ。僕らの東京ライブの時、カフカが見に来てくれて。」
小野寺「帰るのダルいから泊めてくれ!って言ったらほんとに泊めてくれて(笑) 図々しく、カレーまでご馳走になって(笑) あれはおいしかった!」

―急激に距離縮まりすぎでしょ(笑) Lyu:Lyuとの出会いはどうだったの?
早川「Lyu:Lyuも対バンで出会いました。それも去年でしたね。ell.SIZEで。」
小野寺「Lyu:Lyuも、その日はあまりしゃべれなかったんですよね。その後、Lyu:Lyuとカフカの対バンがFITSALLであったんで、僕ら見にいったんですよ。」

―そうだ!その打ち上げにちゃっかり参加してたよね(笑)
「そうです(笑) そして、今年の8月にTRESURE (ELL/FITSALL/SIZE3店舗行き来自由のイベント) で2バンドと会う機会がありまして。その時ぐらいですね、この3バンドで対バンしたいって強く思うようになりまして。」
早川「pistの今年一年の足跡をちゃんと残したいと思ってて、じゃあ年末にイベントをやろうよって話はメンバー内でしてたんです。でも、単なる仲良しバンドが集まったイベントにはしたくなかった。そういった意味でも、カフカとLyu:Lyuだったら申し分ない相手だったんです。勝手にですけど、両バンドとも ”人間的にも好き、やってる音楽も好き、尊敬もできて、でもちゃんとライバルとして見れる” 数少ないバンドなんです。」
小野寺「だから、8月のTRESUREが終わってすぐにラブコールを送って、それに応えてくれた両バンドにはほんと感謝してます。3バンドで刺激し合えるイベントにします!」

―対バンの本来の意味を思い出させてくれるイベントになりそうだね!ちょっと前の話になるんだけど、無料配布音源『ちいさなあしあと』を出したよね。今までと違う雰囲気でちょっとびっくりしたんだよ。今までの曲よりも、メロディーが生きてるなーって。
小野寺「メロディーは何回も練り直したんですよ。こんなにこだわったのは初めてかもしれないです。」
早川「今までのメロディーは、楽器のフレーズに近かったように思ってるんですけど、今回は歌としてのメロディーってところを意識してみたんです。」

―その心境の変化はなんだったの?
小野寺「一回、あるレコード会社さんに音源を持ち込んだことがあったんですけどその時、『メロディーが弱い』って指摘をされたんですよ。」
「まぁみんなわかってたことではあったんですけど、第三者の方に改めて言われると改めて意識せざるを得なかったんですね。」
早川「曲作りにもちょっと変化を持たせたいとも思っていたので、今までやってない事をやってみる丁度良いきっかけでした。」

―お世辞じゃなく、ほんとに名曲きた!って思ったからね。これが無料だなんてもったいないよ!って(笑) でも無料だからこそ、たくさんの人に聴いて欲しいよね。どこにいけば音源をゲットできるの?
「タワーレコードのパルコ店、大高店、熱田店、モレラ岐阜店、岡崎店。HMVの各務原店、ダイアモンドシティ 一宮店ですね。タワーレコードは東京にも置いてもらってたんですけど、ありがたいことに全て配布してしまったみたいです。」
早川「全店舗合わせて1000枚以上は捌けたみたいで、残り少ないので早めに手に入れてもらえたら嬉しいです!」

―すごいじゃん!聴いてくれたお客さんからの反応はどんな感じ?
小野寺「一番嬉しいのが、音源を聴いて初めてライブに来てみましたって声が多かったことです。アンケートでも『ちいさなあしあと』が一番好きって声も多くて、自信につながります。」

―やっぱりお客さんの声が一番の評価だよね。今年はpistにとって新しい道が開けた幹事がするよね。じゃあ最後に、来年からのpistの展望を聞かせてください。
早川「今回主催とはいえ、誰が見ても ”カフカとやる、Lyu:Lyuとやる” って見られ方にどうしてもなってしまうんですよ。現状から言えばそれは当然のことなんですけど、どのライブであれ、近い将来それを逆転させたい!『pistと一緒にやるんだ、すごいね』とか『pistと対バンしたい』って言われるようなバンドになりたいです。」

インフォメーション
 

12月18日(日) @ell.SIZE
pist presents 「セイノエンカン」
pist/カフカ/Lyu:Lyu

open17:00 start17:30
前売り¥2500 当日¥3000(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 

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