all that jaz:

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昨年、夏に開催された「COLLEGE ROCK FESTIVAL 2009」にて全国グランプリを獲得、2010年は、SAKAE SP-RINGにも出演、3ヶ月連続の自主企画、初の正式音源の発売、初のワンマンと、名古屋で話題の次世代ギターロックバンドall that jaz:。様々なステージを経験し、ストリートも定期的に行い、彼らは確かに成長している。今、勢いに乗り始めたall that jaz:は、初のワンマンを前に何を思っているのだろうか?ボーカルの大西 崇泰とドラムの植野 康幸に話しを聞いた。

―まずはとても気になっているところを聞くと、なんでこのタイミングで表記を変更したの?
大西「これはまぁ・・・大人の事情です」

―うわっ、書けなさそうな臭いがしてきた(笑)・・・じゃあ、zを:(コロン)にしたのはどうして?
大西「周りの人からのアドバイスもあり大きくは変えたくなかったんですよね。その中で出てきた候補が、all that jazzの2つめのzを:(コロン)にするか、;(セミコロン)にするか、zを1つにするか・・・。自分の中でコロンが一番しっくりきたんです。」

―ワンマンのタイトルが『:でなんかいられない』ってことで、新しくバンド名に加わったコロンを早速使ってるね。
大西「タイトルも散々悩んだんですけど、結局このタイトルがみんなの中でヒットして。」
植野「単純に駄洒落みたいだけど、今までこういう砕けた感じってなかったですよね。」

―そうだよね、だからすごく意外だった。
大西「前に行こうっていう姿勢がギャグだけど出てて、ネガティブな位置から一筋の希望を目指して進む、っていう曲が多いall that jaz:のワンマンのタイトルとして、ピンときたんだろうなって思います。写真とかライブから、クールなバンドって印象を持つ人が多いんですよ。でも実際そうではないし、それを壊したかった思いがタイトルにも表れてるのかもしれないですね。特に最近変わってきて、明るい曲も増えてきたし。」

―その変わってきたキッカケってなんだったの?
大西「周りの人たちに受け入れられてきてる、ていう外的な影響で、外に出せるエネルギーがポジティブに向かっているのかな、って思います。」

―10/20(水)に発売になる『花、芽吹くe.p』についてなんだけど、これはどんな曲に仕上がったの?
植野「ハッピーエンドで終わらない、切ない恋の歌ですね。1つのストーリーを感じ取ってもらえると思います。」
大西「人それぞれで思い描くシチュエーションは違うと思いますけどね。単純に、片思いの歌にも聴こえるだろうし、”友達以上、恋人未満”っていう微妙な関係性を思う人もいるだろうし」

―切ないなぁ。きっと何かあったんだろうね。
大西「作ったのは穣くん(Gt)なんで、そこら辺は・・・どうなんだろうね(笑)」
植野「きっと、彼の”リアル”を感じてもらえるかと思います(笑)」

―深く聞くのはやめておこうかな(笑) ライブでもお馴染みの『 螺旋、月に舞う。』も入って、2曲入りなんだね。
大西「『花、芽吹く』のプロモDVDも付いてて、タワーレコード近鉄パッセ店の限定販売なんですよ。それと同日に、東海3県のTSUTAYA75店舗で『花、芽吹くe.p』の無料レンタルも始まります!all that jaz:のことを少しでも気になってる方は、まず無料レンタルしてもらって、気に入ればパッセへ走ってください!!」
植野「販売とレンタルでは、ジャケットも違うし、入ってる曲も違うし、DVDはレンタルには付いてないんで、それぞれ楽しんでもらえると思います。」

―ちょっと前の話になるけど、5月、6月、7月と3ヶ月連続で主催イベント”暁”をやってもらったよね。あの経験から得た一番大きなことってどんなこと?
大西「一つ一つのライブに思いを込めるっていう当たり前のことを、再認識できたことが一番大きい。5月より6月、6月より7月。前のライブよりも良いものを見せよう、楽しんでもらおう、って気持ちを失わずにいけたことが収穫です。バンドのメンタル、地力が成長したよね。」
植野「そうだね。それからハズレのライブってないからね。前のライブよりも良いものをやれる自信しかないもん。」

―色んな経験もして、周りの支えも感じれるようになってきて、今のall that jaz:は波に乗ってる感じがするよね。その勢いに乗ったまま、11/6(土)ell.FITSALLで初ワンマンだね。準備は順調?
大西「40分より長いライブは未知の領域ですからね・・・勢いで押すライブをするタイプのバンドじゃないから、もちろん全力でライブはするんだけど、頭から120%で行ってもダメだと思うんですよね。後半バテて、こっちが何も伝えれない状態になったら元も子もないですから。長い時間を通して楽しかったって思ってもらえるライブの運び方を、今スタジオで詰めてます。」

―そうだよね、今までやったことない時間だから、そこを考えるよね。演奏時間もそうだけど、客席にいる人たちが全員自分たちを見に来てる、っていう環境も初だと思うんだけど、そんな環境の中、伝えたいことってどんなこと?
大西「今回、CDを作ることが出来て、ワンマンライブという機会も持つことが出来て・・・。all that jaz:をずっと見てきてくれて方とか、お世話になってる方とかへは”感謝の気持ち”を伝えたい。今回のCDを聴いて初めて来てくれる方には、”ライブハウスって場所の楽しさ”を知ってもらいたいし、『all that jaz:って良いバンドだな、今日は来て良かった!』って思ってもらえたら、それが一番いいのかな、って。」
植野「このワンマンで完結させたくないよね。『今までありがとうございました。』だけじゃなく『これからもよろしく!』ってことも伝わるライブにしたい。」
大西「その辺はバッチリでしょ!これだけじゃ終わらないよ!!ってことを、ワンマンの時に発表しますよ。」
植野「大きいことをやり遂げた後のこと、ってのをちゃんと決めてありますから!」
大西「止まってる場合じゃねぇぞ、と。転んでなんかいられねぇよ、と」

―おぉ!今回のタイトルの真意がその発表に隠されてたんだ!思ったよりも良いタイトルだった(笑) じゃあそろそろ最後になるんですが、オオスプレスを読んでる皆さんに一言お願いします。
大西「言いたいことや伝えたいことが溢れ過ぎてるんで、続きはライブで!!俺らの音楽と言葉で直接伝えます!!」

インフォメーション
 

all that jaz:の次回ライブは・・・
花、芽吹く e.p レコ発ワンマン「:でなんかいられない」
all that jaz:
11月6日(土)@ell.FITSALL

open19:00 start19:30  
前売り¥2000 当日¥2500(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 



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