ベランダ

2010/11/26のJohnny,fliptoneとのツーマンライブ。11/06にも六本木morphでの初となる県外でのライブもひかえています。このバンドは独特の世界観を持っていて、引き込まれるようなライブを観せてくれます。心の底に訴えかけてくるような深い感覚を感じられます。この今注目の若手バンド「ベランダ」にインタビューをしました。
バンドメンバー　Vo.Gt:牧野香奈/key:原田佳代子/B:森祐樹/dr:秋月康平

―バンド名の由来は？
牧野「直感です(笑)」

―どうやって結成した?
原田「みんな同じ大学なんですが、まず、私がバンドやりたいって思って同じ専攻で一緒にフルートやってた牧野さんに声をかけて」
牧野「知り合いだった森君がベースをやっていると聞いていたので誘いました」
森「そして元々秋月君とバンドを組んでいたので一緒にやろうかってことで4人が集まりました」

―それぞれのつながりで集まって結成されたんだね。結成してどのくらい?
牧野「1年半くらいです。2009年2月に結成しました」

―最初はどんな曲をやってた?
原田「それは、、、」
全員「笑」
森「すごいポップな曲をやってました。キラキラした感じの」
牧野「ガールズポップみたいな今と真逆な曲ばかりでしたね。曲構成もシンプルで分かりやすいものが多かったです」
森「歌詞もストレートで『I love you』とか言ってしまうような感じでした(笑)」
牧野「いつから歪んでしまったんだか、、、」

―曲が変わっていったきっかけとかある?
牧野「牧野と原田でバンドを組もうってなった時に、最初に主に曲作りしてたのが原田さんで、だから始めはポップな曲が多かったんですよ。」

―原田さんはポップ担当なんだね
牧野「そうなんですよ。で、みんなで曲を作っていく内に変わっていきました。みんなの個性がどんどん混ざり合っていった結果、今みたいな曲が出来たんです」
森「だんだん本性が出てきたんです。初期の曲はもう出来ないですね」
原田「出来ないねえ。本当に。」
牧野「いや、いつかやりたいよ、」
原田「いつになるか(笑)それくらい変わりました」

―1年半かけて今のベランダになったんだね
森「でもはじめの方はライブの本数も全然なくて1年位は半年で1回だったり」
牧野「そのポップなライブ1回だけだったね」

―そのときのライブはどうだった?
原田「私は楽しかったですよ。」
牧野「人前での初めてのライブだったので緊張しました」

―5月にベランダとしての初めての音源を作り、レコ初のライブをしましたが音源のできはどうでしたか?
森「その当時としては満足はしてましたね。でも月日が経つうちにみんなスキルもあがったのでまた録り直したいと思ってますね」
原田「レコーディングは勉強になりました」
秋月「心が折れました、、、」
原田「私、次の日に熱が出ましたねえ」

―レコーディングって感覚麻痺するよね
原田「そうですね」
森「でも勉強になる事ばっかりでよかったです」
牧野「新しい曲もたくさん出来てきたのでまた早く録りたいです」

―話は変わりますが、11/26のell.SIZEでのJohnny,fliptoneとのツーマンについて意気込みどうぞ
森「ツーマンに対してはすごい真剣に向き合ってますね。たとえば人をたくさん呼べたから、自分たちが楽しい演奏出来た、というのが成功という事ではなくて、もっと先が見えるような、ツーマンをして未来へ繋げれるのか、みたいなものを模索できるライブにしたいです。ただ、その場が楽しくていい!とか、お客さんをたくさん呼べればいいというものではなくて、このツーマンライブのイベント名は［とりはだマジョリティ］というものなんですけど、これは同時にJohnny,fliptoneと一緒に考えた、このライブのコンセプトでもあります。とりはだはそのままの言葉の通りで、マジョリティはマイノリティの対義語で多数派という意味で、演奏、ステージを通してたくさんのお客さんに鳥肌が起きるようなライブをしたいという意味がこもってます。あまり気取ってない方が良いかなと思って」

―ツーマンライブをしてベランダにとって何か見つかるといいね。それでは最後に一言お願いします
森「ベランダの曲はキラキラしたものではないです。そこを目指してなくて、例えば落ち込んでいる時に『頑張れ』とか『出来るよ』という言葉で元気が出る人ばかりではないと思うんです。落ち込んでる気持ちに共感するような、その人の気持ちを分かち合う、そんな曲が多いです。ライブに来て頂ければその世界観を感じてもらえると思います。ツーマンライブ皆さんと良いものを創っていきたいと思っていますので是非応援しに来てください。お願いします!」