約3年ぶりに再始動のTHE COLTS。久しぶりとなる東京のライブでは、チケットが瞬く間に完売!その追加公演として、4/18(土)ElectricLadyLandでのライブが決定しました!その再始動にあたり発売したメジャー在籍時、インディーズ時代、それぞれのベスト盤について、そして、それに伴うライブ活動について、”ロックンロール界の裏番長”岩川浩二さんにお話を伺いました。
─まず、今回出したCDについてお聞きしたいのですが、年代別でベストアルバムを2枚リリースしましたよね?なぜ、このタイミングでベストだったのでしょう?
岩川：「久しぶりに活動を再開するに当たって、オリジナルアルバムをつくろうって話もあったんだけど、メジャーデビューしてからと、その後インディーズに戻ってからの活動のまとめって、今までしてなかったんだよね。だからここら辺で1回やっときたいなぁ、って思って。それと、期間も空いちゃったんでライブをやる前に、おさらいというか・・・みんなに聞いといてもらおうってことでね。」
─ライブが先行にあったお話だったんですね。ところでこのCD・・・2枚合わせて36曲入りですよね?選曲大変だったんじゃないですか?どんな基準で選曲されたんですか?
岩川：「そうですねー、まずは全員でそれぞれ好きな曲をピックアップしよう、ってことでまぁもちろん様々な曲が候補で出てきたんですけど、みんな割と、バラードというか・・・スローな曲に想い入れが強いみたいで。なのでメンバーたっての希望で、それはまとめて別でCDを作ることになりました。もうほんと、ベストに入れたい曲が多すぎて、でも削りたくもなくて。それで今回のCDなんだけど、コルツの持ち味である、色んな音楽性を持っててみんなで楽しめる音楽、っていう部分を、バーっとまとめた感じですね。」
─選考会では、候補曲ってどれぐらいでてきたんですか?
岩川：「メンバーによっては『ほとんど!!』て言うのもいたよ(笑)。僕の見方から言えば、プロデュース的な側面もあるので、やっぱりミックスをやり直したい曲とかいっぱいあったし。」
─リミックスは36曲全部やったんですか?
岩川：「メジャーの曲に関してはリマスターだけなんだけど、インディーズのベストは全部リミックスですね。やっぱり、ただ右から左にまとめて出すだけじゃなくて、今の感覚を足したものを聴いて欲しかったから。今は機材とかも新しくなってて、昔はできなかったけど、今なら実現できることもあって。その新しいことに抵抗がある人もいるだろうけど、そういう人は昔のCDも出てるんでそこでも聴けるので。お客さんに同じ内容のものを2度買わせたくはないんでね。」
─空白の期間が約3年間あったのは何故なんでしょうか?何か暖めてるアイデアがあったとか？
岩川：「僕が母体として活動するのはコルツではあるんですけど、他にも色々な形で期間限定で活動はしてて、その内のマックショウってバンドが、なかなか停止の折り合いがつかなくて。お客さんから求められてるものを、わざわざ幕を下ろすこともないんじゃないか、っていうのが全員の意見でもあったし。」
─マックショウが求められて、活動している内に3年たってしまったんですね。
岩川：「そうだね、野音までやれたので満足した活動になりましたね。それで、まぁ今後も無理しないで活動していくためにここらで一旦マックショウは休んで、コルツの活動を再開させよう、と。」
─マックショウの活動は、今後も期待できるんですね!それでは今回のライブの話になりますが、ベスト盤のライブになるので・・・選曲にすごく苦労されたんじゃないですか?
岩川：「えぇ、もうそれは・・・(笑)ベストに入れるのに絞ったのに、ライブでは更に絞らなきゃいけないですからねー。いつもの1時間30分ぐらいにセットではどうしてもできないんで、今回は長くやりますよ。せっかく来てくれたんだから沢山やろうって。」
─既に行われた東京のライブはいかがでしたか?
岩川：「もうねー・・・大変でしたよ。人数も多いし、見せたい部分も多いし。コルツに関しては、照明や音響、制作の部分なんかはそれぞれのセクションの人たちに、客席の盛り上がりはお客さんに任せておけるんで、僕らはパフォーマンスに集中できるんですよね。そういう部分で気持ちは楽でしたけどね。」
─この日のライブは満員御礼だったそうですね!
岩川：「えぇ、フライヤー作ったのに、ありがたいことにそれを撒く前にソールドアウトして。僕らはもう10数年、フライヤー作ってそれを撒いて・・・ってやってきてるんで、なんか寂しくってね。それでも追加公演として、4/4の東京、4/18の名古屋を入れれたことはすごく嬉しいですね。ただ、4/4の東京は発売から1時間でもう売り切れちゃったみたいです。でも、だからといって会場を大きくしてやろう、っていうのも違うんですよね。大きさよりも、自分たちが好きな場所や、音響・照明の環境が整った場所でやりたい、って気持ちが大きくて。」
─東京が完売になってますので、是非名古屋にも足を運んでほしいですね!
岩川：「そうですね、ちょっと間が空いちゃうけど、その分色々と準備もできるし。」
─この追加公演は、2月のライブとは何か違うことも考えているのですか?
岩川：「さっきちょっと話に出たバラードベストをね、合わせて発売しようかと思ってます。今は割りと自由がきく立ち位置なんで、会場で先行発売して、全国流通はその後でもいいかなって思ってます。そこに向けて、今まさに作ってるところで、ライブではそういうコーナーを盛り込みつつ・・・って考えてます。音源は録り直したものもあって、それはライブからフィードバックされたものもあるし、逆に、今回のレコーディングからライブにフィードバックされるものもあるし。両方の活動がシンクロできればな、とは思ってるんですけどね。」
─ライブあってこそのコルツって感じですね。
岩川：「そうなんですよ。あまりライブやってないですけどね(笑)」
─(笑)今後、コルツはどうなっていくんですか?
岩川：「まぁこの調子だと思います。」
─えー、また3年後ですかぁ??
岩川：「いやいやいや、あんまり空いてもね。定期的にできれば、って思ってます。」
─よかった(笑)それでは最後に、ライブに向けて1言お願いします。
岩川：「東京とは違ったノリが名古屋にはあるんでね。ほんと僕らは楽しみにしてるので、皆さんも楽しみにして、是非ライブにきてください!」
ロックンロールといえばTHE COLTS!!
昔から変わらないのに常に進化している不思議なバンドです。新しい刺激も昔のままである安心感も与えてくれます。
こんなベテランバンドのライブが楽しくない訳ないですよね!
リーゼントにライダースでおめかししてLIVEに遊びに来てください!
