ザ・キャプテンズのリーダー 傷彦のElectric Love Land

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第6回

愛ゆえに!薔薇のように美しく・・・薔薇のようにトゲのある男、傷彦です。
今回紹介するのはハロルド作石先生の「BECK」。
00年代バンド漫画の金字塔だね。
連載開始が1999年だから、ちょうど10年前に連載が始まった漫画。ロックフェスティバルが日本でも認知されはじめた頃だったから、時代性とあいまって爆発的な人気を博した。今、バンドをやってる人たちは皆読んでるんじゃないかな。僕も「月刊少年マガジン」連載中に、ドキドキしながら続きを待ったものさ。
インディーズバンドの地道な活動のリアリティーが上手く表現されているし、ギターやエフェクターのセレクトも玄人好み。
もちろん、漫画の紙面からは音は出ない。だから、読者はバンドのサウンドを想像できる。「BECK」の音は…平くんのファンキーなベースプレイと千葉くんのラップはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやレッド・ホット・チリ・ペッパーズを思わせる。竜介のレスポールがイメージさせるのはやはりジミー・ペイジか。でも皆、竜介のテクニックに驚いてるから、もっと現代的な…例えばザ・ミュージックとかMUSEみたいな感じかな。
コユキが歌えば、一気にレディオヘッドやオアシスのようなスケール感が広がる。フェスティバルも似合うしね。
皆もバンド漫画を読む時は、サウンドを想像しながら読むといいよ。
そう、すべては愛ゆえに!

最後のグループサウンズ、ザ・キャプテンズのリーダーであり、歌とエレキギター担当〜愛の貴公子〜傷彦。彼の歩いた後には薔薇の花びらが舞うという・・・

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