皆さん「小豆あらい」ってご存知?「妖怪の名前でしょ?」「そのまんま豆洗うことじゃない?」「新手のバイトとか?」 ―まずは、小豆あらいっていうユニークなバンド名も含め、バンドについて色々聞きたいんだけど、小豆あらいってどういう意味なの? はら:「小豆あらいっていう妖怪がいるんですよ。まずはバンドを組む際に僕が、キーボードの良平くんに、おどろおどろしいバンド組もうぜーって案を出したときに、良平くんがくれた名前です。」 ―なるほど、確かにおどろおどろしくって、妖怪がらみの曲が多いんだけど、こういう曲をやりたいと思ったのはなんでなの? はら:「そうですねー、ほんと昔の・・・それこそ音源になってるかどうかもわからない頃の、ゆらゆら帝国を聴く機会がありまして。『こりゃ渋いな』と思いまして。あと、元々魔物が好きだったんで。日本が世界に誇れるものの1つは、妖怪かなーってところで。」 ―末は『ゲゲゲの鬼太郎』のタイアップを取りたいね(笑)曲は、原くんが書くことが多いの? はら:「そうですね、今までの曲は大体僕が書いてたんですけど、最近みんなで作ったりすることが多くなってきましたね。」 ―メロディーや詩って、どんな時にでてくるのかな? はら:「まぁやっぱりお酒飲んでる時ですねー」 ―(笑) はら:「お酒飲んで、訳わかんなくなってるときに、訳わかんないコード弾いて、『あ、このコードいいじゃん』って、訳わかんない曲を作りますね。」 ―ロックスターっぽくていいじゃん(笑)あー、これは・・・ネコちゃんには余り触れないほうがいいのかな? はら:「いや、全然大丈夫ですよ。」 ―エルのスタッフも全員、1回聴いて覚えてしまったという『いなくなったネコちゃん』という、超キャッチーな曲なんだけど、これは番外編になるのかな?あまり、おどろおどろしくないんだけど。 はら:「そうですね、元々このバンドでやるための曲じゃなかったんですけど、メンバーに聴かせたら、『これやろうぜ』って話になりまして。」 ―アレンジはちょこちょこ変わりながらも、相変わらず耳につく曲だなーって。なんか、そのアンバランスなバランスがおもしろいなー、って思うよ、小豆あらいは。それじゃあ世界に誇る、日本妖怪ロックの小豆あらい。今後の活動は、どういったところを目指していくのかな? はら:「んー、アングラを突き進むというか・・・。『なんだこいつらは!?』って、一聴した時に言われるようなバンドになりたいです。みんなにカッコイイって思われるよりも、異端の目で見られることが1番大切かなーって思ってます。」 ―んー、なるほど。『なんじゃこりゃー』っと思われたいんだ。 はら:「(松田)優作さんのように・・・」 ―いちいちそんなリアクションを(笑) はら:「血を吐いてくれたら、僕は嬉しいなーって思います。」 ―見るもの全てに血を吐かせるバンド、小豆あらいに向かって(笑)あ、話変わるけど、今出てるCD、その名も『墓入り娘』。これは小豆あらいの特色である、おどろおどろしい部分を表現したアルバムだと思うんだけど。 はら:「そうですね、これはもう作る時からそういうアルバムにしようと思って・・・ちょっとやりすぎたかなー、って思ってるんですけど(笑)」 ―でも、コンセプトとしてはしっかりしたアルバムだと思うし。みなさんにも是非聴いてほしいですね。 はら:「そうですねー。聴いてもらえたら、良くも悪くも『なんじゃこりゃ』って思うと思いますので。」 ―じゃあ最後に、オオスプレスを読んでる方たちに1言もらえるかな? はら:「1度ライブに足を運んでいただいて、小豆あらいという音楽に触れていただいたら、どう思われるかはわからないですけど、今までにない新しい体験ができると思いますので・・・とりあえず、1度見に来てください!!そして、頑張ります!!」 まだまだ寒い2月20日、見る者全てをアナザーワールドへと引き込む小豆あらいのライブ。 |
2月20日(金)@ell.SIZE |
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