うたまろ

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加藤一輝<かとうかずてる>(サブボーカル/ギター)と小堀力<こぼりつとむ>(メインボーカル/ギター)の二人からなる、アコースティック・デュオ”うたまろ”。 22歳という新世代から発信されるピュアな歌詞に、メインボーカル小堀さんの切なく、且つ癒しの歌声が乗ると、心が洗われ、真っ白な気持ちにしてくれます。
そんなピュアな歌を届けてくれるうたまろの二人に、インタビューを試みました。

─当店のフリーペーパーで取り上げさせて頂くのは初めてですので、まずは”うたまろ”の簡単な紹介をお願いします。

加藤:「はい。三重県津市出身で、中学生の時に塾で出会い、その後、高校で偶然再会しました。」

小堀:「加藤君が中学の時からストリートでやっていて、僕はそれを見に行ってたんですけど、高校2年の時から、加藤君の影響で僕もストリートでやり始めて、お互い見に行くようになりまして。それである時、『一緒にやらない?』って加藤君に誘われて、一緒にやるようになりました。」

─なるほど。それで、約2年間の充電期間を経ての再出発になるわけですが、この間はどの様な思いで、そしてどの様な活動をされていましたか?

加藤:「周りの方々の応援のおかげでメジャーデビューできたんですが、メジャーを離れて1年10ヶ月のこの期間は、自分達の発信したいものがほんとにそこにあったのかなって改めて考え、自分達の音楽に対する気持ち、そして僕達はどうあるべきかって事を見返す、大切な期間でした。」

─それでは4/9発売となります、待望の1stアルバム「Tea Time」についてお話を伺えたらと思います。このアルバムを作るにあたり、こういったアルバムにしよう、っていう明確なヴィジョンはありましたか?

加藤:「シングルを4枚出して、さぁ次はアルバムだ・・・って時に、あれっ?ていう空白が空いたので、やっぱりそれを残念がってるファンの方がいたり、すごく沢山の人の期待を裏切ってしまった感じがあったので、待っててくれた皆さんへの感謝の気持ちだったり、ファンの方の声をいっぱい詰めた作品にしたい、と思って取り組みました。」

小堀:「なので、ライブの際のアンケートなどで、歌詞を読みたいって声や、音源にしてほしいって声が多かった曲の中からいくつか選んで、アルバムに入れました。」

─出来上がったアルバム、手ごたえはどうですか?

加藤:「この1年10ヶ月の間に、うたまろに何があったんだ!?ってぐらい変化に富んだアルバムになってます。すごく満足のいくものに仕上がりました。」

小堀:「この作品は、自分達主体でやらせてもらったので、すごく楽しめてできましたし、その分出来上がった時の達成感は今までで最高でした。」

─ファンの方と作り上げた物凄く思いの詰まったアルバムですね。・・・で、かなり唐突なんですが、お二人は恋多き男性なのでしょうか?

加藤・小堀:「あぁ・・・全然ですね(苦笑)」

─えっ、そうなんですか?それは意外なお答えでした。いや、こんなことを突然お聞きしたのは、恋愛の歌詞が多かったので御自身の経験などを投影されていたのかな、って思いまして。それでは歌詞についてお聞きしたいのですが、読んでいて、すごく真っ直ぐで、純粋な歌詞だなぁって思いました。個人的にキレイな恋愛経験がほとんどなくって、うたまろさんの詩を読むとすっごく憧れを抱くし、心が浄化されて、真っ白な自分に戻れた気分になれたのですが、どんな風に詩が出来上がっていくんですか?

加藤:「そうですねー、実体験はほとんどなくってゼロに近いんですが・・・さっきおっしゃっていたイメージは、すごく大切にしたいって思ってまして、僕自身が取り戻したい時代の恋愛・・・それをすごく考えますね。小学生の時の恋愛だったり、好きな子ができた時の純粋さだったり、そーいった所をエッセンスとして混ぜていけたらいいな、と思ってるし、そういう自分になりたいって気持ちが強いのかな。」

─自分の理想や憧れの恋愛を、詩に表してるんですね。それで、アルバム発売前の4/6にElectricLadyLandでライブがありますが、何か特別に良いニュースがあったりとかは?例えばアルバム先行発売だったり・・・

加藤:「うーん、やりたかったんですけど、残念ながら先行販売は出来なくて・・・。でも、最新グッズを用意しています!ライブ初披露の曲もやります!」

─初披露の曲ですか!聴き逃せないですね。そんな4/6のイベント。どんなものにしていきたいですか?

加藤:「『はるのうたかい』というタイトルに沿った、あったかい感じにしたいなって思います。ただ、僕らにしかできない、なにかおもしろいことができたらいいな。小堀君の小芝居的なものとか(笑)」

小堀:「それはどうかなぁ(苦笑)」

加藤:「小堀君、生着替え!・・・とかね」

小堀:「いや、絶対おもしろくないよー。僕としては、曲を聴いてもらい、そして雰囲気を楽しんでいただいて、イベントが終わった後に、うたまろは一味違ったって思ってもらえる様なライブにしたいです。」

加藤:「僕らが一番若いと思うんですけど、年齢じゃなくあくまで対等に、アーティスト対アーティストって感じで挑んでいきたいです。1個のイベントを3組のアーティストで作り上げるという部分では仲良くやりたいんですけど、やっぱシビアに戦っていきたくもありますね。」

─アットホームな雰囲気はもちろん良いことなんですが、やはりそれぞれ刺激し合わないと、本当の意味で良いイベントにはなりえないと僕も思います。それでは、ライブへの意気込みをそれぞれお聞かせください。

加藤:「小堀君が4月、僕が5月で23歳になるんですけど、22で大学を卒業とすると、23って社会人の年じゃないですか。だから僕達にとって節目の年、っていう意識があるんです。そんな節目の年で、2008年度初ライブ。最初で最高のライブにするって気持ちで挑みます。」

小堀:「この日のライブを見に来てくれたお客さん全員に、ガツッと衝撃を与えたいなって思います。うたまろの歌を持って帰ってもらいたいです。」

─最後になりますが、オオスプレスの読者・ファンの方・うたまろをまだ見ぬ方に、それぞれ一言づつお願いします。

加藤:「今回のアルバムは『Tea Time』というタイトルが付いていますけど、見終わった後、あったかい気持ちになれる様なライブにしたいなー、と思っています。ライブに来ていただいて、アルバムをチェックしてもらえたら嬉しいです。」

小堀:「1年10ヶ月という充電期間を経てのアルバムリリースということで、とても思い入れの強い作品ですので、是非聴いていただきたいです。4/6はバンドスタイルでのうたまろになるのですが、ギター2本だったり、ギターとピアノだったり、色んなスタイルのうたまろで、これからもライブをやっていきますので、たくさんライブに来てもらえたら嬉しいです。」


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