鶴

イメージ鶴というバンドを皆さんご存知だろうか?既に知っている方も多数いるとは思うが、知らないっていうアナタも近々必ず知ることになるでしょう。それぐらいクオリティが高いバンドなんです。何のクオリティって? 楽曲、演奏、エンターテイメント、全ての点がハイクオリティ!こんなバンド滅多にいないぜ!ってなわけで、そんな鶴の秘密に探りをいれるべく、ボーカルギター秋野温に突撃インタビューを試みた!

―「鶴」というこの思い切った名前と、思い切ったビジュアル(見ての通りアフロの3人組)のバンドなんですが、まずこの名前はなぜ「鶴」なんでしょうか?

秋野:「出身が埼玉県の鶴ヶ島市という所でして、そこから取っています。」

―メンバーは地元の同級生なんですよね?

秋野:「そうですね、同級生です。鶴になる前から一緒のバンドをやってた時期もあったり、それぞれ別のバンドをやってたりしてたんですけども、4、5年前に久々に一緒にやる機会がありまして、そこから(鶴が)始まった感じですね。 」

―「鶴」っていうキーワードと「アフロ」っていうのは基本的には無関係かなと思うんですが(笑)

秋野:「(笑)やっぱりステージに立つ上で、他と違う何かが欲しいって当初思って、どうしようかって色々考えて、さらに「ヒーロー」になりたいっていう変身願望的なものも相まって、更にはその時代の音楽みたいなものが好きなエッセンスの一つにあったので、ああいったスタイルでいこうか、ってなったんですね。 」

―今までライブとか音源で聴かせていただいた鶴っていうバンドの楽曲はポップ&キャッチーな曲が多いと僕は思うんですが、そのバックグラウンドっていったらどんな音楽なんでしょう?

秋野:「そうですね、鶴全員の育ちとしては90年代の邦楽、Jポップと呼ばれるようなものが好きで、僕は姉の影響とかで昔のSMAPとかCHAGE and ASKAとか・・・まだSMAPが6人だった頃ですね(笑)。その頃から音楽っていうよりは「なんだろう、このキラキラしたステキな感じは・・・」っていうポップエッセンスだけは凄く感じていたんですけども。あとメンバーは山下達郎とか、基本的には邦楽育ちですね。それで鶴を始める頃になって、今やってるスタイルに近いディスコだったり、ファンクだったりみたいな所に、「あ、ここにもステキな音楽があるんだ」みたいな。 」

―なるほど、他のバンドと何かが違うなって思ってたんですけど、バンドマンってとかくマニアックな音楽に行きがちじゃないですか?

秋野:「そうですね、僕らは表から入っていってる感じですね。正面玄関から堂々と「お邪魔します!」と(笑) 」

―ライブに関しても、まあ見た目も含めて、楽曲だけじゃなくてエンターテイメント性の高いライブをみせてくれる訳ですが、ライブに関してはどんなスタンスで臨んでいますか?

秋野:「そうですね、始めた当初は、どうしたらいいか分からない事が多すぎたので、まず最初は、みんな言うと思うんですけど、「自分達がステージに立って、本当に楽しいかどうか」っていうとこから始まって。段々、それだけじゃダメだっていうのがわかってきて、今度は外に向かって楽しい輪を拡げるように、というのを意識し始め、どうしたらお客さんを巻き込めるんだろうって考えてたら段々今のスタイルになってきたんですね。・・・えーとー、質問はなんでしたっけ?(笑) 」

―(笑)ライブに対するスタンス、です。写真とかだけみてるとイロモノっぽい感じなのかなって思う人がいると思うんですよ。だけど、実は楽曲が非常に良いっていうのが鶴のミソだと思うんですね。

秋野:「ありがとうございます。入り口はイロモノでもいいんじゃないかなっていうところがあったりもしますね。 」

―今までリリースした3枚のCDも、楽曲が全てシングルっぽいなっていつも思うんですが、その辺は意識していますか?

秋野:「そうですね、作っているときは全部シングルにするぐらいの勢いで作っていますね。 」

―それが無理してない感じが良いですよね。そして遂に、というか3/19にメジャーからシングル『恋のゴング』がリリースされますね。

秋野:「そうですね、またこう男臭い要素の入った曲です。今まで聴いた事ない人の所に届けられることが多くなると思うんで、それがどう受け止められるかっていうのが正直不安なんですけども。 」

―いやー確実に拡がりますよ、鶴ワールドが。曲がいいですもん。そしてリリース前ではありますが、2/18にまたell.FITSALLでのライヴがあるんですが・・・。

秋野:「スリーピースバンド祭りですね。 」

イメージ―そうですね、サクラメリーメン、KELUN、地元名古屋のセカンドスローと全部トリオバンドですね。『POP CULT DO DO』という風変わりなタイトルのイベントですが。こちらのライブに対して、名古屋の鶴ファン、そしてまだ見ぬ鶴ファン予備軍へメッセージをお願いします。

秋野:「はじめまして、鶴です。名古屋、じわりじわりとこれから来るんじゃないかなっと行く度に勝手に感じています。この日はトリオ祭りという事で僕らも凄い「DO DO、DO DO」したいなと思うので(笑)、えー、是非、お見逃しなく!という事で!・・・大丈夫っすかねこのコメントで? 」

―大丈夫ですよ(笑) DO DOしていただけるんですよね?

秋野:「DO DOします!(笑)」

―さてさてみなさん、鶴の生態が少しは解明できたでしょうか?まだまだ大きくなっていく鶴を早いうちに目撃せよ!ってことで、2/18はell.FISALLに双眼鏡を持って集合だ!


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