オクノ食

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第16回

2008年皆さん明けましておめでとうございます!穏やかな新年をお迎えの事と存じます。←大人っぽくないですか?
干支はネズミの年の始まりっすね。十二支では一番小さな動物ですが繁殖力は旺盛です。今年は奥野も、奥野色をもっと色んな所に繁殖させていきたいもんです。さて、今回は少しまじめに干支のネズミについて書きます!
ネズミは人間にとって身近な存在のため、ネズミの民話や寓話(ぐうわ)は数多くあるらしい。一番古いのは、「古事記」に出てくる国造りの神を助ける話らしいです。この頃は今と違って、ネズミは嫌われ者ではないみたいで、広く知られている寓話に「鼠(ねずみ)の嫁入り」っていうのがある。ネズミ夫婦が娘のためにこの世で一番の婿を探そうと太陽、雲、風、壁を次々に訪ねる。だがみんな、自分はふさわしくないと譲る。最後になった壁から、風にはびくともしないが、かじられると穴があくと言われ、ようやくネズミと結婚させる、、っという話。高望みをせずに分相応にした方がいいとか、より好みをしても代わり映えしないという例えとして使われている。
心の持ちよう次第で、別の解釈もできる。
本当の幸せは遠い世界にあるのではなく、手の届くところにあるのだと、力説しているのかもしれない。小さな存在のように見えても、実は大きな力を秘めている。今はまだ気付いていないだけだ・・・という風に励ましているようにも感じる。なかなか良い話じゃないですか?
今年はもう一度、自分自身や周りを見直そうと思っています。もしかして自分の一番近いところに幸せがころがっているかもしれないから。
今年も予想できないことが、いろいろと待ち受けているでしょうが、「一寸先は光」という言葉がある。何があっても、希望をもって歩んでいきたいと思っています。
そんな奥野はネズミになんとなく親近感を感じました。
みなさんにとってよい一年になりますように!!!

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