ランクヘッド

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ランクヘッドというバンドがいる。もちろん、既に知っている人も沢山いるだろう。でも、まだ聴いた事がない、まだ観たことがないもっともっと沢山の人に体験して欲しい。そんな事を思わせてくれるバンドだ。地元愛媛の高校時代の同級生からなる4人組ロックバンド。感情の揺れを繊細に書きとめた歌詞、それを支えつつ、相反する激しさも持ち合わせたバンドサウンド。ライブバンドとしての評価も高い彼らの音楽を一度体験してみて欲しい。そんな彼らへの入口になれば、と、11/10にワンマンライブでELLにやってきてくれる彼らを代表してVo/Gの小高くんにインタビューを試みた!


―ランクヘッドというバンドをあらためて今、小高くんから見ると、どういうバンドでしょうか?

小高「どういうバンドでしょうねー・・・このあいだ三重県の高校の学祭に行ったんですけど、高校生を見て、自分達が出会ったころを思い出したんですよね。未だに4人でいる時の精神年齢は10年経っても変わってないなあ、と。そういうバンドだなってのを改めて思い直しましたね。 」

―本格的な活動に入ってから7年ぐらいですか、ミニアルバムを含めて5枚のアルバムをコンスタントにリリースして、ライブツアーもしてっていう活動を続けてきてるわけじゃないですか?それって簡単なようで難しい事だと思うんですけど、それについて思うところはありますか?

小高「これはやっぱり周りの支えだと思いますね。スタッフであったりとか、待っててくれてるファンだったりとか。 」

―今回の5枚目のアルバムなんですが・・・

小高「えーっと、認識としては、ミニアルバムを1枚含めると5枚目なんですが、4枚目の、4th(フォース)アルバムなので、『FORCE』っていう・・・。 」

―あー、そうか、なるほど!そこも掛かってたんですね。すみません、全然気付きませんでした(笑)。その『FORCE』もやっぱりライブ感があって、1曲1曲バラエティに富んだアルバムになっていますが、ランクヘッドというバンドを音楽的にみたら、どういうバンドだと思いますか?

小高「あー、なんか最近「闇ナベ」みたいなバンドになってきたなーって思うんですよね(笑)なんかこう、明るい曲もあるし、暗い曲もあるし、速い曲も遅い曲もあるし。 」

―満遍なくいろんなタイプの曲がありますよね。

小高「そうですね。メンバー4人それぞれ聞いている音楽がやっぱり違うんで。俺はこの曲が好き、っていうのが出てくるんですよね。ライブのセットリストを考える時でも、おのおの「俺はこれがやりたい」っていうのが見えてくるんですよね。「お前、その曲、すごい好きよね」みたいな(笑) 」

―「でもお前はこっちの曲が好きだろ」みたいな(笑)

小高「そうそう。そういう事が曲を作って、アルバムなりシングルなりにしようっていう時にも出てきますね。」

―もめたりはします?

小高「もめますよ。もめるんだけど、結局あれもやりたいし、これもやりたいっていうのはみんなの中にはあるから、大丈夫なんかなー、とは思いますけど。ひとつの方向性ばっかりやってると飽きちゃうっていうか。 」

―『FORCE』を聞かせてもらって一番に思ったのが、いわゆるジャンルでくくることが出来ないバンドになってきたなっていう所なんですよ。もうランクヘッドというジャンルというかポジションを確立したというか。かなり失礼な言い方かもしれないですけど、メガヒット曲、みたいなのが1曲あるわけじゃないんだけど、着実に大きくなり続けていますよね。

小高「そうですね、だから頑張れてるっていうところはすごいありますね。ヒットしたいし、ブレイクしたいんですけど、ブレイクしたけど、ぴゅーっていなくなっちゃったバンドもいっぱいいるんで。 」

―僕らはそんなランクヘッドを応援し続けますので。願わくばELLでずっとやってて欲しいですけど(笑)

小高「(笑)もしバーンと売れたら、ELLで2DAYSとかやりましょう。」

―ありがとうございます!ワンマンツアー「ジェットストリームアタックチャ〜ンス!!」(笑)ですが。ニヤッとくるタイトルですね。

小高「(笑)結局学生ノリですからね。アホな事しようぜ!みたいな。」

―ツアーも前半が終わって、今日(10/5)から中盤戦ですが、どんなツアーになっていく予感がしますか?

小高「あーそうですね。どうですかね、今んところいい感じですね。僕らにとっては28本あるツアーで最後まで体力的にももたせないといけないし、そういう事をすごい考えるんですけど、観に来てくれる人にとってはその1本がかけがえのないものじゃないですか。28分の1とは思わないように、ツアーって思わないで、1本1本が一度きりだと思ってやってますね。 」

―ランクヘッドといえば名古屋!ってぐらいに勝手に思ってますので、名古屋のファンにメッセージをお願いします。

小高「11月10日はですね、うちの親父の誕生日なんですね。それはまあどうでもいいんですけど(笑)、お客さんと一緒にライブしてるっていうツアーが出来てると思うんで。見てるだけじゃなくて参加できるっていうか。そんな一体感が作れてると思うんで、それを名古屋でも作りたいな、とは思いますね。 」

―じゃあお客さんの方も覚悟して来い、と。

小高「まあ、大丈夫ですよ、僕らが勝手に火をつけるんで。」

なるほど頼もしいじゃないですか。ランクヘッドのライブは本当に客席とステージの一体感が物凄いのです。一度入り込んだらのめり込むこと間違いなし。CDからでもライブからでもいいから、とにかくランクヘッドの世界へ一歩、足を踏み入れてみてはいかがですか?


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