『ちょい悪ひげおやじバンド「死ね死ね団」がひさしぶりに名古屋上陸!しかも今回「人間椅子」とのツーマン!!ありそうでなかったこの組み合わせ、もう二度とみれないかも知れないよ。なのでよかったら、いやよくなくてもぜひ会場に来てもらえないかな?来てチケット買うだけでいいからさ、後は俺がなんとかするからさ、きっといいことあるよ!俺が。』
赤い夕陽が校舎を染めて、お前の額に釘を打つ── これは高校時代、僕(和嶋)と鈴木君の組んでいたバンド「死ね死ね団」が、 文化祭に出た際のキャッチコピーである。 後年、上京した僕らは再びバンドを始動させようと思うものの、 東京にも同名のグループがいることを知って驚く。 慌てて乱歩の小説から名前を拝借したわけだが── つまり元祖「死ね死ね団」がいなければ、 人間椅子も誕生しなかったのである。