オクノ食

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第9回

最近JAZZが好きだ。このアーティストっていう拘りなく無造作に聞いている、垂れ流している時もある、一つ一つの楽器をじっくり聞いてる時もある。
何にせよ今は音楽のうえの言葉がすごく暑苦しく聞こえる、時々そんな気分になる時がある。
JAZZのすごく自由でしかも構築された音の世界は音楽すべての根本に必要不可欠なものじゃないかな、一つ一つの音が互いの存在によって生かされている、まるでジャングルのようだ。ジャングルは植物、動物、菌類全てのものが互いの相互関係によって生きている、それによってバランスがとれているし存在している。
まるでジャングルっていう一つの大きな生き物のようなものに思える。JAZZにはその全ての音が必要で存在しあっている関係があるような気がする。それは人の社会や個人的な人間関係にもすごく大事な事だと思う。もちろん一つの音だけでも存在できるし価値はある、けど互いの存在を尊重しながら全てのものが存在する素晴らしさ、この関係は絵画でもスポーツでも何かを作り出す状態のもの全てに必要な関係だと思う。
それは男女関係でもそうだと思う。やはり人は一人では楽しくないんだと思う。だから寄り添いあってこそ輝く何かが生まれるんじゃないかな。じゃないとこの世の中こんなに色んなものが同時に存在している意味がないと思う。2007年6月奥野はJAZZを聞いてこんな事をふと思っている。
って書いていたら無償に早川義夫氏のラブソングを聞きたくなってきた。やはり人は言葉が欲しくなる。言葉は伝えたい事の30%ぐらいしか伝えることができないらしいけど、言葉はとっても優しく、強い愛の表現方法だと思う。
JAZZの持つ関係性と優しく強い言葉、その二つが同時に共存するポップミュージック
をやっぱり作りたい。やっぱり音楽はいいな。

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