スムルース

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『スムルースといえば、「いいバンド」です。』
文字にすると簡単だけど、本当に「いいバンド」なんだからしょうがない。メロディもいい、歌詞もいい、ライブもいい、人柄もいい、雰囲気もいい。ほらね、「いいバンド」でしょ?こんなにこの表現がピッタリくるバンドもそうそういないのだ。そこらへんのヒミツをちょこっとでも探るべく、ボーカルの徳田君に突撃インタビューを試みた。さてさて皆さん、じっくりとご堪能あれ!

―元旦発売のニューアルバム『100万枚突破!!!』についてうかがいたいんですが、まずはこのタイトルですね。それこそもう百万回ぐらい聞かれているかとは思うんですが(笑)

徳田:これはもう発見ですね、ラジオ局でスムルースの宣伝をしていただける時に、「スムルース、ニューアルバム、100万枚突破!!!」って言ってもらえるっていう(笑) 偶然じゃなくて、もうそれ狙いで付けたタイトルですね。

―1曲目の『幸福メダル』の歌詞にも「百万枚突破」っていう言葉があったので、この曲があって、そこからタイトルをとったのかと思ったんですが、タイトル先行なんですね。

徳田:そうですね。そんなタイトルのアルバムがあったら面白いなあ、って言ってたんですけど、ただ、それだけだと狙いすぎな感じもあるので、幸せであればあるほど貯まっていくメダルっていうのを用意して、それが「百万枚突破!」っていう曲を作ったんです。

―ではそんな狙いはバッチリ的中っていう事で、話題騒然ですよこれは。そこらへんも含めて、徳田さんの作る言葉っていうのはすごく個性的だと思うんですが、そういう発想っていうのは割と自然にでてくるものですか?

徳田:そうですね、すごい普通なものを歌ってるつもりなんですけど、「独特やな」って言われるんですよ。自分ではいまいち客観視できていないのでわからないんですけど。

―独特っていうか、すごくひっかかりがある言葉がポンポンと出てくるんですよ。1曲目の『幸福メダル』に出てくる【「不満」をローマ字表記したら「人間」。〜】っていうくだりであったりとか。それこそ、【「MOTHER」、Mをとったら「OTHER」=「他人」です。】みたいな(笑)

徳田:そこはみんな結構反応してくれるんですよ。でもホントそんな発想ですよ。

―全然音楽のジャンルは違うんですけど、スガシカオさんとか、独特の言葉使いですよね。それに近い感じのイメージなんですよ。

徳田:ありがとうございます。それは恐れ多い例えですね。

―なので、SMAPに曲提供をする日も近いですね(笑)

徳田:あ、来ましたね。それで「100万枚突破!」で(笑)

―アルバム全体が前作に比べて開放感があるっていうか、空が高い感じの印象を受けたんですよ。

徳田:ネアカになりましたよね。今回は「幸福」がテーマっていうのがあって。ちょっと太ったんですよ。よく役者さんとかが、役に入りこんで太ったり痩せたりするっていうじゃないですか?僕も幸福な歌を歌っているうちにちょっと太ったんですよ。幸福太りですか?(笑) こっちの方が楽しいですね。歌を書きながら自分の体重を調節していくのもアリかなって(笑)

―地元のバンドにも参考にしろって言っておきますよ。お前ちょっと太ってきたからシリアスな曲書け!と(笑)

徳田:そうですそうです。ちょっとネガなやつを(笑) 生活が全部歌になるっていうか。だから、失恋した時にまず思うのが、「ああ、ええ歌書けるかなあ」とか。そういう所では変わった職業なんだと思いますけど。友達がフラレたっていっても、心のどこかでニヤっとしてる自分がいるんですよ。話聞いていい歌かけるんちゃうかなって(笑) シナリオハンティングできるんちゃうかなって・・・

―(笑)いろんな失恋シナリオがありますからねえ。 そして、アルバムリリース後のツアー“100万点立派!”ですね。今お話を聞いている時点で、初日の仙台はもう終わっているわけですが、感触はいかがですか?

徳田:もう少しやってみないとっていうのもあるんですけど、初日を終えた段階で、こんなアットホームなライブをやれんねや、っていうぐらいですね、自分でも。本当に、アットホームって感じで。

―今まで僕が観させていただいたライブも充分アットホームだったと思うんですけど・・・

徳田:そうなんですけど、ライブ会場でその日にしか出来ないライブってのをやるっていうか、お客さんと「音」でいかにレスポンスを繰り返していくかっていう中で、ここまで会場の空気とコラボレーションしたライブをやってるっていうのは初めてですね。ワンマンライブなのでノリが悪いことは絶対にないんですよ。必ずみなさん乗っかってきてくれるんですけど、その乗っかりに対して僕らが乗っかって、また、お客さんも乗っかってって、こうどんどんどんどん大きくなる感じがありました。

―それは今回のアルバムの楽曲の影響もあるのかもしれないですね。お互いによりオープンになる雰囲気が出ているのかも。

徳田:そうですね。幸福になっているっていうか。そういう感じはありますね。

―そして名古屋はツアー終盤なので、さらに進化したスムルースに会えるかな、と。名古屋のお客さんにメッセージをお願いします。

徳田:もう、間違いないと思います、ELLで。

―(笑)間違いない?

徳田:もう、間違いないし、ハズレようがないですね。よくあるハズレ無しのくじですか?過剰サービスにだけは注意していただいて。

―お腹いっぱいになり過ぎないように!ですね。

徳田:はい、味噌カツライブやります(笑)

―ありがとうございました。楽しみに待ってます!

インフォメーション
 

3月2日(木)@ElectricLadyLand
スムルース LIVE TOUR 2007 “100万点立派!”

open18:15 start19:00
前売\3500(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 

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