2006年のももいろハニーは、映画への曲提供と出演、アルバムレコーディング、定期的に行ってきたイベント”8823”の継続、World Indies festival 2006への出演など、充実した1年だったと言えるだろう。今回は2007年、さらに飛躍していくはずのももハニについて、Vo/G岡本晃にニューアルバムの事、レコ発ライブの事を含め、2007年のももいろハニーまで語ってもらった。 ―ニューアルバム『涙ハ五線ニ描カレタ』が1/24に発売になるわけだけど、これはどれぐらい前から準備してたの? 岡本:えーもう2年前からですかね。合宿にいったりして曲を作りまくってて、実際にレコーディングに入ったのが1年前ですかね。 ―結構かかってるね。このタイトルは? 岡本:曲を作る時に、テーマを決めたんですよ。それが「涙」っていうテーマで。それで曲をたくさん作って・・・。不幸なとき、悲しいとき、寂しいとき、嬉しいとき、楽しいとき・・・ガブ飲みしたいとき・・・ ―・・・・・・・・・・ 岡本:・・・に涙がでるので(笑)、「涙」をテーマにして作ろう、って思って。その時はまだ思っただけだったんですけど、俺の大好きなスピッツのライブを観に行った時に、『愛のことば』って曲をやってる時に、後ろにいたカップルが曲を聴いて泣いてたんですよ。で、ライブ観て泣く、とか曲を聴いて泣くっていいなって思って・・・ないでしょ?泣いた事(笑)。 ―あるよ!って俺のことはいいんだよ。 岡本:で、「よし!テーマは涙でいこう!」って決めて、曲が全部できてレコーディングが半分ぐらい終わった時に、ほら、俺たち五線譜に書くじゃない? ―あーなるほど、楽譜の五線ね。 岡本:そうそう、丁度メロディーを書いてたときに『涙ハ五線ニ描カレタ』っていうのを思いついて、響きもいいし、これでいきましょう!ってなった感じですね。 ―14曲入りっていうのも最近珍しいよね。 岡本:最初は11曲の予定だったんだけど、曲もたくさん出来てきちゃって、まあいい曲があるんだから入れようよ。ってなって、13曲になったんですけど、丁度その頃、映画『あなたを忘れない』の曲を募集してたんですよ。ストーリーだけあって。実話を元にした話なんだけど(注、2001年1月にJR新大久保駅のホームから転落した人を助けようとして命を落とした韓国人の青年の半生を描いたストーリー。その日本人の恋人であり、ストリートミュージシャンの女の子をHIGH and MIGHTY COLORのマーキーが演じている)、それをイメージして作った曲を送ったら採用されて、じゃあその曲も一緒に入れましょう。ってなったんですよ。で、14曲入りになった。ただ、アルバムのコンセプトとは違う曲なんで、ボーナストラックとして入ってます。 ―この映画はいろんなバンドの曲が使われてますよね。 岡本:そうですね。主人公の子がバンドをやってたんですよ。なんで、音楽も大事にしようっていうのがあって、いろんなインディーズバンドも登場する、と。それで、ライブのシーンですけど僕らも出演してます。なので、公開されたら是非、みなさん観に行ってください(笑)(注、公開は1月27日から) ―そして実はこの映画に関わっているバンドを集めたライブが、なんと・・・・ 岡本:武道館であります。映画の試写会も兼ねてて、僕らも1曲だけですけど、槙原敬之さんとか、HIGH and MIGHTY COLORさんとかと一緒に出演します。 ―おおっ!あ、でもこの号が出る頃には終わっちゃってるね(笑)。 岡本:ま、でましたよ、と(笑)。で、映画の公開日の3日前の24日に『涙ハ五線ニ描カレタ』が発売になります。その前日がドラムのまっちゃんの誕生日です(笑) ―そして2月4日の日曜日に発売記念ライブがell.FITSALLで行われるわけですね。 岡本:はい。東京からOzone Door。えー名古屋からはThe Sushi Cabaret Clubとアラスカハイウェイ50と一緒にやります。日曜日なんで、たくさんの人に観に来て欲しいっすね。ちょこっと長めなステージも見せれると思うんで。 ―この日を含めて、2007年、ももいろハニーの目標というか抱負はありますか? 岡本:やっぱりいい曲を作って、いいライブをして、いいCDを作る、って事ですね。原点というか。それを長くやり続けるってのがやっぱり大事かなって改めて思ったので。 ―わかりました。期待してますよー。まずは2月4日を楽しみにしてます。 |
2月4日(土)@ell.FITSALL |
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