ずっとずっと音楽といっしょに...

写真 待ちに待った!前作から3年半ぶりのアルバム「be here...」を5月24日にリリースした唄人羽。そして、8月には名古屋を含む全国6ヵ所のツアーを控えている。今回は、本多哲郎、安岡信一のお二人共に、アルバムのことやツアーのことを中心に、インタビューさせていただいた。

―早速ですが、5月24日に発売されたアルバム「be here...」について聞かせてください。このアルバムのコンセプトはどのようなものでしょうか?

本多:コンセプト、こういうアルバムにしようというのはなくて、この3年半の間に、自分たちの、唄人羽としての音楽の方向性だったりとか、2人がやりたいことっていうのを、ゆっくり1曲1曲作っていって集めたものがアルバムっていう形になったんですよ。ひとつの部屋で2人でゆっくり煮詰めながら1曲1曲作っていった、という作品ですね。なので、アルバムトータルよりも1曲1曲に対しての思いの方が強いですね。

―アルバムとしては前作から3年半の間がありましたが、その間はやはり、曲作りやライブを中心に活動されていたのでしょうか?

本多:そうですね。曲作りはずっと2人で作っていって、この3年の間に「唄人羽」として詞と曲を作っていこうっていうところが強かったので、時間をかけて作りながら、あとはライブ中心にずっと活動していましたね、この3年間。

安岡:レコーディングもぼちぼち進めていて、気付いたら3年半経っちゃったんですけど(笑) 時間が空いちゃったからどうだとかっていうのは、あんまり意識はしてなかったです。あんまり考えてなくて、気付いたら、あぁもう3年経ってんだ、っていう。ファンにとっては、すごく待たせ過ぎたのかもしれないですけど…。

―では、8月に行われるライブについてお聞きしたいと思います。ツアータイトル「be here...now」ですが、これはどのようにつけられたのでしょうか?

本多:アルバムの「be here...」から来てますよね。それで、作品の中ではなく、生もので、ライブで、嘘もなく、ありのままの姿で歌っているところをみんなといっしょに共有できたらいいので、そういう流れで「now」という言葉が出て来ましたね。

安岡:いまここにいるよ、ここにいて、というか、ライブに対してそういう風に感じてる部分があるので、今しかできないものを作り上げられたらいいなと思います。

―ライブに向けて、アルバムはこういう風に聴いたらいいんじゃない!というのがあれば教えてください!

本多:うーん、正直ないですね。CDは皆さんが聞いてくれている中で、ひとりひとりの世界をそれぞれ作って欲しいから。ライブで、ただ僕は一生懸命歌うのみなんで、そこで自分の世界と照らし合わせて、いっしょに口ずさんでもらえるような、いっしょに汗を流しながら、大声で歌ってほしいなと思いますね。

安岡:僕らもいろいろと成長してきて、作品が昔に比べてすごく、表面的な部分じゃない、内面的な部分を歌っているところが多くなっていると思うので、じっくり詞を聴きながら、何回も聴いて、ツアーに来て欲しいです。

―お二人は、名古屋には何度も来られていて、E.L.Lにも何度か出演していただいていると思いますが、名古屋にはどのような印象をお持ちでしょうか?

本多:いや、不思議な町だなとは思います、毎回来る度に。毎回名古屋で、特にE.L.Lでライブをするときは、お客さんの顔がステージからよく見えるライブハウスだなぁと思って。後ろの方まで綺麗に見えるし、その度に、いろいろもらって帰ってる気がしますね。お客さんとはステージに立っているところから距離感がやっぱりあるんですけど、その距離じゃない、心が近い感じのライブハウスだなというイメージは受けますね。

安岡:殻が硬い感じかな(笑) 殻を破ったらどっと来てくれるんですけどね。殻を破るまでがけっこう苦労しますけど…僕たちの体調とか、メンタリティーの部分で左右される部分が大きいんで、名古屋は絶好調で臨みたいです。殻を打ち破ろうと思ってます、第一声で決まると思うんで。

―そんな名古屋でのライブへの意気込みを聞かせてください!

本多:歌うのみです、ただ一生懸命歌うのみです。

安岡:E.L.Lは、すごくお客さんとの距離が近い、一体感の作りやすいライブハウスだと思うんで、やっぱりその一体感を出せるようなライブをしたいです。ぜひ来てください。

―最後に、オオスプレス読者の方に、ひとことお願いします。

本多:末永く音楽といっしょに生きていきたいな、常に音楽がある毎日で過ごしていきたいな、というのはやっぱり思いますので、自分の音楽を聴いてくれてる誰かにも同じように思って欲しいですね。僕らの歌が常に隣にあるって言う風に思えるようなアーティストになりたいな、と思います。

安岡:これからもずっとずっと続けて行きますので、ぜひ一度ライブ観に来てください。よろしくお願いします。

―ありがとうございました。

最後に、ずっと音楽を続けていく、と真摯に語ってくれた彼ら。そんな彼らによって、ゆっくり、じっくり作られた歌たちが、もうすぐライブで聴けるのだ。ここ名古屋ではどのようなライブを見せてくれるのだろうか?来たる8月22日、ライブまであともう少しだけ、待つしかないね!

インフォメーション
 

8月22日(火)@ElectricLadyLand
open18:00 start18:30
UTAIBITOHANE TOUR 2006 be here...now
前売\3300(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 

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