ランクヘッドのみかんロック

名古屋の皆さん、明けましておめでとうございます。いよいよ2006年がやってきましたね〜。正月は毎年実家に帰って一家で箱根駅伝を見る、というのが小高家の慣わしなんですが、今年の箱根駅伝は盛り上がりましたね〜。脱水症状でふらふらになりながらそれでも襷をつなげる為に走り、救急車で運ばれた選手もおりましたね。そんなランナー達を見ながら、うちのばあちゃんが「なんでこんなに苦しい思いまでして走ろうと思うのかねえ…」と呟きました。

なんでやろ。でも僕はその姿を美しいと思うしかっこいいと思う。ふらっふらで顔も虚ろで蛇行しながら走って、一位だったのがどんどん抜かされて、そんでもその姿をバカにできる人間なんて一人もおらん。世間では同じ年頃の学生達が恋に遊びにパヤパヤしているってのに彼らはそれを全部放棄してしんどい思いして毎日何10キロも走りつづけるんです(ほんとのところ知らんけど。パヤパヤはしとるかもしれんけど)。なんでそんな生き方を選んだんだろうか。俺にはわからん。でもゴールした選手とそれを迎えるチーム全員の姿を見ているとわからんけれどもわかる気もしてくるのです。ああ、この人たちはただ真っ直ぐに一生懸命、与えられた命を生きているからこんなにも素敵に笑ったり泣けたりできるんだなあ、と。ほんで、一人だったら絶対無理やけどチームがおるからそんなぼろぼろになっても走りきれるんだ、って事もほんまにそうだなあ、と。俺もそういう風に生きていたいなあ。音楽に対していつでもそういう風に臨んでいたいなあ。かっこ悪くてもいいから、そのかわり本気で心であなたと笑ったり泣いたりできる、そういう音楽を作りたい。そういうライブをしたい。ほんまに僕らは一人で音楽をしているわけやないですからね。

そんな気持ちを腹に据え、ランクヘッドは早々に動きはじめております。来たる2月22日、新年第一弾シングル『カナリアボックス』が発売になります。そして、このカナリアボックスをひっさげてのワンマンツアー、『カナリアダイヤモンドツアー』が4月に東名阪にて行われます。なんか聞いた事ある響きだナァ…と思ったあなた!カナリアのナの字を斜めにしてメにしたりしないように!これには深い意味があって、前回のプルケリマをひっさげてのセカイランクツアーは名古屋に来れなかったという事も兼ねてのネーミングなのですよ!名古屋は夏以来のワンマンになるんですね。楽しみだ。名古屋のみんなにはいつもほんとに救ってもらっています。そんなわけで今年もばしばし曲を作りまくってばしばし会いに行きまくろうと思っているので楽しみにしとってくださいね〜。<Vo.&Gt.小高芳太朗>

インフォメーション
 

愛媛出身、Vo/G小高芳太朗、Dr.石川 龍、G山下 壮、B合田 悟の4人からなるギターロックバンド。
名古屋ではすっかりお馴染みな彼等。10月26日に発売したミニアルバム「プルケリマ」が大好評発売中。

 
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