LIVE REPORT 2005.12.28.wed@ell.FITSALL FREE on FREE #3 NAGOYA

2005年も終わりに近づく12月28日。@大須ell.FITS ALL。ウェルカメレオンの5曲入りミニアルバム、「林檎」発売記念ライヴ「FREE on FREE #3 NAGOYA」が開催された。気温2℃と冷え込む中、この日を心待ちにしていた観客が会場を埋め尽くす。

写真

先陣を切って登場したのはここFITSでのライヴが約1年半ぶりとなるサーブ。編成もトリオになり、よりシンプルになった分、歌や演奏がストレートに伝わってくる感じだ。
1曲目『くるくる』、2曲目『スーパースター』の骨太なロックに対して、3曲目『ブロークンデイ』からはメロディーが心の奥のどこかをくすぐってくるような曲が続く。ギターリフが耳に残る『Long cast』。『聞こえるか』、『FOOD』と続き、『誰もいない場所』で終了。今度は1年半もあけず、早めにまた名古屋に来て欲しい、と心から思えるステージだった。

写真

写真2番目はインザスープ。いつも通りTHE DOORSの『Break On Through』で登場すると、そこからはもう、さすがというか、圧巻のパフォーマンス。「バッターびびってる!」「ヘイヘイヘイ!」のコール&レスポンスで始まった『東京野球』から、インザスープを知ってる人も知らない人も巻き込んでのライヴ。『光った汗を僕は信じてる』、『イタイ×イタイ』と続き、新曲『ハピネス』。誕生の歌だというこの曲は幸福で暖かいイメージの曲だ。演奏後、客席からも暖かい拍手がわく。『人生レール』、『むし』と続き、ラストの『グリーングリーン』へ。知らない人はいないであろうこの曲ではもう会場全体がひとつになる。こんなに盛り上がっちゃってトリのウェルカメレオンは大丈夫か!?と思ってしまったぐらい(笑)「また新しい歌歌おうぜー!、ありがとう、よいお年を!」
熱いものがこみ上げてきて、不覚にも瞳が潤んでしまった。



写真ほとんどの観客が残った状態でいよいよウェルカメレオンの登場。3人向かい合ってギターから1曲目『Bayside Lover』に入る。ベースのよっしーは今日もハダカだ(笑)
2曲目の新曲『FIFTY-FIFTY』は今まで骨太な曲の多かったウェルカメの曲に対してポップでキャッチー。こういう路線も全然アリなのでは!?
「THE WEL-CHAMELEONです。最後まで残ってくれてありがとう!」
ここからはミニアルバムに収録されている曲を立て続けて披露。タイトル曲『林檎』、ベースでつないで『Ground Bleu』、そしてシャッフルビートの『ゴーストタウンで待ちぼうけ』。
MCで名古屋だけでなく、東京でも行ったストリートライヴの苦労話なども交えつつ、再びミニアルバムから『さよならマタドール』。間髪いれず、ウェルカメファンにはすっかりおなじみの『BULL DOG』。サビの「俺はあんたが好きで〜」というフレーズはとても印象的で耳に残る。本編最後の『猿』では観客が飛び跳ねる。
アンコールに応えて再び登場。夏に発売したシングル『777』をアコースティックバージョンで演奏。うん、こんなウェルカメもなかなかいい感じではないですか。

最後はサーブとインザスープのメンバーもステージに登場し、一本締めで「FREE on FREE #3 NAGOYA」終了。2006年はさらに上昇してくれるだろうザ・ウェルカメレオンの勢いが表れていて、「いいライヴ観たよ」と誰かに自慢したくなる、そんなイベントだった。

インフォメーション
 

2月7日(火)@ell.FITSALL
THE WEL-CHAMELEON、THE LOCAL ART、ピンクリボン軍

open18:30 start19:00
前売\2500 当日\3000(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 

copyright