三上淳の激情ロードショー
第一回


photo「あなたは誰ですか?」先日ニュース番組でそんな唐突な質問を街頭で道ゆく人たちにぶつける企画をやっていた。フルネームで名前を答える人もいれば職業を答える人もいるし、「人間です。」とか中には「フツーのオバサンです。」って人も。自分でフツーって言うな!!とか思いつつおれなら急に尋ねられてなんて答えるんかな〜なんて。あっ申し遅れました、私、ザ・ウェルカメレオンというバンドでギターボーカルを担当しております三上淳と申します!…我ながらわざとらしい出だしに震えた。今月からこのオオスプレスで連載を任されたのでどうかひとつよろしく!


この連載にはテーマが必要らしいんだけど、ロック誌でロックを語るのも芸がないのでおれは大好きな「映画」を選びました。おれにとって映画は音楽やアルコールや女性と同じくらい好き。あと猫と同じくらい。しかも映画はそのすべてを網羅してるとも言える(猫は網羅してるかどうかわからないが)。よく「途中で寝ちゃった〜」なんて声を聞くが、観ながら途中で寝ちゃったことなどない(正直「レッドオクトーバーを追え!」で追う前に寝てしまったことがあるが…)。しかもホラーと任侠以外ならジャンルを問わない強者だ!

しょうもない自慢話はさておき。おれが好きな映画の中に「いまを生きる」という邦題のついた作品がある。原題は「死せる詩人の会」、英語でデッドなんとかホニャララ。素晴らしいタイトルだ。冒頭であげた質問、つまり自分が何者か?ということを考えさせられる作品だ。みんなはその疑問にぶちあたったことあるかな?物心がついてみんな必ず人間であるということは確信するんだけど、いまいち何をするために生まれてきたということを確信するきっかけは少ないよね。目先の楽しみやら目標なんかはわかるけど。でも実は逆に何かをするために生まれてきてるわけじゃない。答えは「自由」(キマった…)。みんなそれぞれが自分で決めること。教科書なんか使わずそんな壮大なテーマを授業で説く教師を名優ロビン・ウィリアムスが演じている。「作者の意図を探るより自分の感覚を信じろ」彼が生徒に向けていった言葉だ。要はこのおれの文もどう受け取ろうが自由な訳よ。人に流されず自分の思うままに生きろ!みたいな。

我がバンドもステージという教壇でそんな壮大なテーマをみんなに説いているのです。ロックかつファンキーなリズムで。ELLでの受講をお望みの方はコチラまで。授業料は前売り2千円です。みたいな!


THE WEL-CHAMELEON profile
Vo.G三上淳、Baよっしー、Dr後藤敬の3ピース・ロックバンド。シンプルかつダイナミック、3ピースの醍醐味を体現するライブで名古屋を中心に活動中。関東方面へも徐々に活動を拡大中。

インフォメーション
 

そんなウェルカメの次回ライブスケジュールは・・・

11月19日(金) @ElectricLadyLand
with Sound Schedule/In the Soup/CASTAWAY

open18:30 start19:00 前売\2000当日\2500(without drink)
Ticket Now on Sale!!

 
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