Stereo Fabrication of Youth

photo 現在バンドのテンションがすこぶるいいというStereo Fabrication of Youth。確固たる信念のもと、信じるもののためにはあえて苦しい道を行く。ステファブという核のまわりにある、環境だったり、人だったり、時代だったり・・・取り巻いているいろんなものが、それぞれの力で中心へ向かう。その「ステファブ」という力の縮図が、10月6日に発売されたアルバム、『albino』に表れているんじゃないだろうか。


―アルバム聴かせていただいたんですけど、聴く時によって印象が変わるなぁと思ったんです。最初は夜に聴いたので、深夜なイメージで。その次は昼に聴いて爽やかな、陽の射す感じで。いろいろ楽しめるな、と思いました

江口「いろんな曲があって、時間とか心境とかでマッチするポイントが10曲とも違うと思うんです。一番最初の曲を朝起きてすぐ聴くと魔術師みたいな一日が始まる気がして(笑)嫌なんだけど。それでいて『首都高ドライブ』で泣かせに持っていくみたいなアルバムになってる。いつ聴いてもどこかで引っかかるというのがあると思います。」

―話は変わりますが、今はもう全国的なバンドなわけですけど、これからも名古屋でやっていかれるんですか?

江口「名古屋でやっていきます。きっと東京に行けば、やれることはもっと増えると思うんだけど。このバンドで音楽作ってて、この環境でライブをやってて。この状態で成功しないとつまんねぇなと思っちゃった。地元でやってくことで見る目が変わった人と、「頑張ってね!」って逆に寄ってきてくれる人といて。僕らはその環境でのし上がっていこうと思ってる。応援してくれる人の気持ちをモノにして、結果をださなきゃいけないし。ここで成功できたら「なんだ、いい音楽やってればそれだけでいいんじゃん」ってなるじゃん。そうゆう風にしたいね!」

―地元ファンとしては嬉しいことですね!今回のライブはどんな感じになるんでしょうか?

江口「聴くとそんな風には聴こえないかもしれないけど、今回はあくまでもライブを意識して作ったCDなんです。ライブで引っ張っていく曲とライブの変化球の曲と、変な話ライブでやらない曲とあって。『革命ライター』『sunrise』『ルーザー』はライブで映えると思うし。『Holomorphic』とか『memo』ってのはライブでやる気はさらさらない。あくまでこれは音源としての可能性です。今回は、速攻性のある、パンチの強い曲を半分は入れてるんですよ。なので盤を聴いて、必ずライブに来て欲しい。そんときに初めてアルバムの魅力とか意味が倍増するマジックを見せれる自信があるんで。」

―確かに、ノリのいい曲が多いですね。最初は一曲目のイメージがあったせいかそうは思わなかったんですが。

江口「掴みにくいよね。そうゆうときは3曲目と最後だけ聴けばいいんだよ。どっから入っても必ず辿り着くとこは一緒。ステファブでしかないから。10曲が円(○)になって、全部が同じ中心に辿り着くと、そこには僕らの罠がしかけてある。」

―なんか目からウロコです。CDって曲順とかも考えてあるだろうし、一番から最後まで流して聴かないと嫌だったんですよ。今までは直線で考えてたんですけど、円なんですね

江口「通して聴いてもらってもいいけど、ランダムに聴いても別にいいと思う。とりあえずアルバム全曲聴いてもらえれば。ピックアップして一曲聴いたらたぶんステファブはわかんないだろうけど、結局は全部円に存在してるから、全曲追ってったら交わってるのは真ん中だぞ、っていう風に作ってあるんだ。それを一本の線につなげるのがライブだと思うんですね。以前より、僕らはライブに関して明らかにストイックになってるし。曲順とか曲の間にも音楽があることがやっとわかってきた。それをある程度新しいアルバムを通して見せれる自信がある。だからお客さんは覚悟して来てほしい。結構カッコよくなっちゃった(笑)本当、言いすぎかもしれないけどバンドの調子がすごい良くて。オリンピック後ということもあって、いい技を決めるんで。頑張ります。」

自信に溢れてます、ステファブ!11月5日に行なわれるワンマンライブへの期待も自然と高まります。音源だけでもすでにマジックがかかったんですから! CD聴き込んで、いろいろ想像して。でもその想像もいい意味で裏切ってくれるハズ!なんってったってマジシャンですから!みなさん、覚悟して来てくださいね!

インフォメーション
 

11月5日(金)@ell.FITSALL
LIVE TOUR 2004"albino"
Stereo Fabrication of Youth

open18:30 start19:00 前売\2300 当日\2800
Ticket Now on Sale!!

 

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