NEW FACE
CASTAWAY

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今月の新人紹介は、ライブを重ねるごとにファンを増やし確実に成長しているCASTAWAYだ。メンバーはVo&Gt住田、Gt三好、Ba神谷、Dr越後の4人。切ないメロディーを軽快なサウンドにのせて、日常にある大事なことを詞にして歌い上げたという彼らの曲は聴く者の心に素直に入り込んでくる。ありのままの自分たちを、飾らずにわかりやすいメロディと歌詞で伝えようとするCASTAWAYの住田さんと三好さんにインタビューをしてみた。

−まずはメンバーの出会いから教えてください

住田 高校の頃に三好と神谷がバンド組んでて、一緒にやろうと誘われたんだけど、そのときは僕が他にバンドやってたんで断ったんですよ。でもそっちがあまり楽しくなくて、でこっちから入れて下さいと(笑)Drの越後は、三好の友達の紹介で、まあ気付いたら今の4人になっていました。ちなみにバンド名は神谷が英語の授業中に辞書をバァーて開いていたときに発見しました。意味は漂流者、世間から見放された、そんな感じです。

−ずばり自分たちの音楽の武器は?

住田 メロディと歌詞ですね。うちらの曲っていうのはわかりやすい言葉でわかりやすいメロディだと思うんですよ。野外とかで初めて聴く人にアンケートや話を聞くんですけど、「詞がよかった」「メロディがすごく聞きやすかった」というのがあって。最初からそういうのがわかるというのはすごいことだと思うんですけど。
三好 歌詞はすごくありふれた日常の世界を書いてるんですけど、そこには自分の中のいろんな意味が込められてて、選ぶ言葉の一つ一つに、そういうのを伝えれたらなぁと。音にしても生のライブのそういう言葉の一つ一つをみんなに届けれたらなぁと。

−わかりやすい言葉と歌詞にこだわっているようですが、何か具体的な曲で内容を教えてください

三好 例えば、最近ELLから発売されたGet A Kick 12に俺らの「ドロップキャンディ」という曲のプロモーションビデオが入ってるんですけど、この曲は俺が高校生のときにドロップキャンディを買ったんですよ。そしてみんなにあげてたらイチゴとかレモンとかが出るとそのまま食べるんですけど、ハッカが出ると戻すんですよ。これいらんわって。で結局俺が最後食おうと思ったら、もうハッカしか出てこなくて。それが人生に似てるなぁと。ハッカだけが残って俺もハッカがあまり好きじゃないんですけど、久しぶりに食べたらすごいおいしくて、これおいしかったんだと。何かそれが人生にかぶっとんじゃないのって。最初いいもんばかりとって、結局最後には嫌なものが残って、でもやってみたら実はこういうものだったのかって食わず嫌いみたいなとこがあるんじゃないのかなって。そういったことを詞にしています。

−ライブでのお客さんの反応はどうですか?

三好 俺らの曲は結構お客さんの声を聞くと、客観的に聴くんじゃなくてすごい主観的に聴けるって。本当に自分が歌の世界に入って聴けるからいいってよく聞きますね。泣けるーとか。お客さんが見上げるようなものじゃなくて、同じ目線で聴ける曲なんで共感できると思います。

−今後の活動や目標は?

住田 ライブをしっかりやって、ワンマンライブをやれるようになりたいです。

−では最後に読者にメッセージをお願いします

住田 CDを2枚出してます。1枚目は高校生のときで、色々なアイディアを入れて金山で人の雑踏を録音したり、1曲あるんですよ、ストリートライブみたいに2人で歌ってる曲が。で、2枚目は今年の7月に出てて、それは今の僕らを出した結果なので、まだまだ成長していく僕らをいち早くみたい人は12月18日に来てください。あとはHP(http://www.mb.nma.ne.jp/~castaway/)のほうも見て下さい。
三好 回数重ねるたびにね、本当に俺ら自身は熱いライブをしてると思うんですよ。それがだんだん伝わっていけると思うんで一度は見に来て、共感して欲しいです。。

 聴く人と同じ目線で歌いたい、難しい言葉じゃなくてありふれてるけど大切なことを歌いたいという彼らの曲だからこそ、自分のことのように感じられるのだろう。そしてライブでは彼らのこだわる歌詞はもちろん、派手さはないものの感情をめいいっぱい込めた姿や、メンバー曰く空回りなトークなどと注目するポイントが満載だ。CASTAWAYの純粋で等身大の音楽を聴きにライブに行ってみてはいかがだろうか。


インフォメーション
  CASTAWAYの次回ライブは…
12月18日(水)@ell.FITSALL
with ララペス、After the Gold-Rush
open18:30 start19:00 前売\2000 当日\2500
Ticket Now on Sale!!
 

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