最近皆さんは音楽に満足しているだろうか?得に買って聴きたいCDもないとか、借金してでも行きたいと思うライブがないとか。私はこんな時、自分の音楽の原点に戻ろうとする。今回、高校1年までTVやラジオから流れる音が全てと信じていた田舎娘の私をライブハウスの生のロウが効いた音に目覚めさせた、といっても過言ではないメンバー率いる超大型新人?バンド『戯賊』を紹介したい。 戯賊はVo.Gイサオ、 G.ナオの阿吽の呼吸で奏でられるツインギター、重みのあるリズム隊のB.マブ、Dr.シンヤと熱いパーカッション.Cho.コウスケの5人構成。それぞれのバンドが解散後このメンバーで1年半前結成して現在に至る。今回クールな面持ちの裏に秘めた熱い“男ロック”という新ジャンルを探るべくヴォーカル・ギターのイサオさんにインタビューしてみました。 −もう'02年も残りわずかですが、今年を振り返ってどんな1年でしたか? この一年は気持ちの面での進化がすごいあって。頭の春頃にCD“Howring”だした時も初めてちゃんとしたレコーディングですごい集中した。その後の夏にはエルでやり始めて、路上でのアコースティックライブを始めて。この間10月には東京ツアーに行ってきて3本演ってきたんだけど1回目、2回目、3回目とグングンよくなっていくのがわかった。ちょっぴり忙しいけど得るものは多い1年だったね。 −音としては戯賊は尖った激しいロックですよね?。正直路上で演ると聞いて驚きました、想像できないというか…。 俺とギターのナオがロックンロール好きだもんでロックはロックなんだけど俺らの場合は“男ロック”。ロックっていうと幅広いし一番わかりにくいじゃん、そういう時に“男ロック”って使う。ライブでもロック色強いけど、コーラスには力入れてる。けっこう珍しいんじゃないかな、こういうロック!ってバンドでコーラスちゃん −男ロックということで(笑)では今後の予定と来年に向けてを教えてください 来年の頭には関西方面にツアーへ、もちろん東京にも行って。であとはセカンド(CD)かな。今度は5曲とかじゃなくて10曲ぐらいとりたいな。あとはギターのバランスやバンドの音に関して思うトコがあるからこれから練り直そうかなと思ってるからバンドの音もまたかわってくると思うよ。もっと骨っぽく、もっと男っぽく?違うか。(笑) −新譜も期待ですね。では最後にガツン!と一言。 精一杯カッコいい俺達を観てもらいたい、観てくれよって。俺達に触発されてくれ。 インタビューの終わりに「キャリアはあるけど、気持ちは新人だから。ガキには負けんよ。」と男臭い、いえ、男気溢れる語りをしてくれたイサオさん。R&Rを原点とした男にしか出せないダイナミックかつソリッドな音と、聞き入ってしまうほどのコーラスの調和、+彼らの持つ熱さ。それが戯賊ならではの“男ロック”なんじゃないかな
。次回12月11日(水)のライブ も尖ったボーカルにのる絶妙なコーラスといつもより熱いパーカスリズムが印象的なTHE・男ロックライブを魅せてくれるはず。戯賊のこれからの音とバンドの進
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