急に涼しくなったりして、夏の終わりを感じ始めた8/27。この時期は、夏の出来事を思い出したりして、なぜか切ない気分になってしまったりするもので、この日のell.FITSALLでのCURIOのライブも、胸を締めつけられるような、そんな夏の思い出の1つになった。
ここでメンバー紹介などで落ち着き、さっきまでの激しさとは一転、ゆったりとしたバラード『fish』『月と鏡』『a living』と続く。まるで話しかけるような優しい歌い方と、どこまでもつき抜けていくような高い声が、聴いている側の耳に心地よく伝わってくる。そして、イントロが聞こえた瞬間に、観客が息を飲んだ瞬間がわかった『粉雪』は、たとえ今の季節が夏でも、自分たちも半袖のシャツを着ていたとしても、目を閉じればそこに冬の情景が浮かんできて、ジックリと聴き入ってしまう。久しぶりのライブでも、ちゃんとこの曲が聴けるという事が、CURIOのことを待っていた人たちには、何とも言えないうれしさがこみあげてきたのかもしれない。CURIOの曲を聴いていると、その曲の世界と自分の中にある記憶の世界が合わさっていくような不思議なチカラで、つい想像して引き込まれていく。そして『Smoke Gets In Your Eyes』、新曲『Clover』で徐々にテンションを上げていった。
それにしてもステージの上での彼らの生き生きとした、いい顔をしていたのが印象的だった。見ているこちら側も、自然と笑顔がこぼれるような。その証拠にNOBが「みんないい顔をしてるよ。」とうれしそうに客席を見渡す。それはステージの上にいる彼らがもたらしたものだということは、そこにいた全ての人がわかっていたはずだ。
終わった瞬間、新しいスタートを切った彼らの力強いエネルギーを受け、全力でこのライブを体験した私達は、爽やかな達成感が心地よく身体に残り、夏の終わりを感じて少し淋しくなった。でも10月には1Fのエレクトリックレディランドで、地元のバンドも交えて6組ものバンドが出るイベントに、CURIOも出演する事が決まっている。センチメンタルに浸っている暇もなく、これからくる秋が、彼らのライブと共に待ち遠しくなった。 |
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10月12日(土) @ElectricLadyLand with CHOKO/BUNGEE JUMP FESTIVAL/ザ・ハイナンバーズ/SO UNDER WORD/THE PAN open17:30 start18:00 ad\2000 day\2500 (without drink) Ticket Now on Sale!! |
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