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 第10回
オ・オイ：今年も獅子座流星群（注１）が見られるといわれてますが本当でしょうか？ オです
ヨシモフ：過去のミナさんコンニチワ！ヨシモフです
オ・オイ：ヨシモフくん。今日はちょっと知的にいきたのだけどよろしいかい？
ヨシモフ：知的か〜 今日は安達裕実と宇宙についてじゃなかったの？
オ・オイ：そうだっけ？今日はスーパーカミオカンデの話だよ
ヨシモフ：スーパーカミオカンデ？？何それ？
オ・オイ：岐阜県は神岡町にあるニュートリノ測定装置の名称だよ
ヨシモフ：神岡町にあるからカミオカンデ！？なんか「レジャーは俺に任せろ」のレオマワールドみたーい。それにスーパーってなにさ！ファミコンの次はスーパーファミコンだから？
オ・オイ：実はね、スーパーになる前からカミオカンデは既に存在していて、新しく１０倍の体積で作り直したのがスーパーカミオカンデなんだ。１０倍って事はスーパーだろう？正式には大型水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置っていうそうだよ
ヨシモフ：チェレンコフ？１０倍？？もうダメだ。何もかもが分からなくなってきたよ。ところでカズ（注２）は元気？
オ・オイ：何いってるの！ヨシモフにもわかりやすくいうなら、カミオカンデってのは高さ４１ｍの巨大な水槽なんだよね、その水槽に純水５万トンを溜めて、通過するニュートリノを計測する装置なんだって
ヨシモフ：水槽はわかるよ、４１メートルってことはコンバトラーＶ（注３）より小さいね。５万トンはＶ１００台ぐらいだな、でもニュートリノってなによ
オ・オイ：ニュートリノってのは質量がほとんどゼロで物質を素通りしてしまう。謎の多い粒子なんだって、この性質を利用すれば星の内部を観察出来るような望遠鏡が作れるらしいよ
ヨシモフ：へぇ〜 星の内部が見られるとはね。夢みたいな話だよね
オ・オイ：どうだい、ヨシモフでもわかるＳＦっぽい話になってきただろう
ヨシモフ：ようやくボクのレベルまで下りてきたね。キテレツ大百科やドラえもんの世界だね
オ・オイ：キテレツ大百科といえば来年の正月に「キテレツ」というタイトルで実写でドラマ化されらしいよ
ヨシモフ：え〜それは確かな情報なの！？ この間、「ルパン」と「こち亀」の実写映画（注４）を見せられてかなりうんざいしてるんだよね〜 それに大百科がなかったらただの珍妙な人たちじゃないの！
オ・オイ：たしかな情報だよ！天下のＮＨＫでの放映だからね。しかもコロ助はＣＧらしいよ！
ヨシモフ：ギャフン！コロ助がＣＧだって？？なんてこったい！コロ助なんて粘土細工で充分じゃないか！ まさかその調子でドラえもんまで実写化するつもりじゃあないだろうね？
オ・オイ：ドラえもんはないみたいだけど「エスパー魔美」もＮＨＫで実写ドラマ化されるらしいよ
ヨシモフ：エスパー魔美ってあのお父さんがヌードばっかり書いてるイヤらしい漫画でしょ？確か青年誌連載だったよね？そんなのＮＨＫでどうやって放送するの？
オ・オイ：さあ、ボクはＮＨＫの人間じゃないから知らないさ。それに関わらず最近は、過去のリメイク作品や、原作漫画の実写化が多いよね。
ヨシモフ：そういうモノで面白いのってあるの？ボクは繰り返しリメイクされる「キャプテン翼」（注５）は納得出来ないね。主題歌は沖田浩之か竹本孝行じゃないとね
オ・オイ：はいはい、もうそんな年寄りのたわごとのような話は終わりだよ。このニュートリノが登場することで有名な映画が「さよならジュピター」なんだ。時代は２２世紀、人類はニュートリノを自在に制御する技術を持っていて、木星にニュートリノを打ち込んで、太陽のようにしてからエネルギーを得るという「木星太陽化
計画」なんていう僕たちでさえも（大丈夫なの？その計画）なんて思ってしまう計画に使ってるんだ
ヨシモフ：ふーん、太陽が二つになると、ソーラー発電が儲かるね。でも紫外線の量も増すんでしょ？
オ・オイ：そんな細かい問題はどうでもいいんだよ！ でも、この計画は、太陽系の外からブラックホールが太陽めがけて飛んできたおかげで中止になってしまうんだ
ヨシモフ：なんで、太陽めがけてブラックホールが飛んでくるの？
オ・オイ：さあ、それは僕にも分からないけど、そのおかげで木星は太陽ではなくブラックホールにされてしまい、外から飛んできたブラックホールにぶつけられて無くなってしまうんだ
ヨシモフ：へぇ〜それで「さよならジュピター」なんだ
オ・オイ：人類の未来の為に木星は尊い犠牲になるのです。日本ＳＦ映画史上「クライシス２０５０」と１，２を争う名画なので是非、見てください。globeのマークパンサー（注６）が子役として登場してるのでそれだけが見所かも
ヨシモフ：「クライシス２０５０」ってなによ！？
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