2001 April NO.106

LIVE REPORT

ABJ

 ポカポカ陽気が続いて春が近づいてきたかな〜、なんて気分を吹き飛ばすような寒風がびゅうびゅう舞った2月25日、名古屋に一ヶ所だけ寒さとは無縁な、いや、むしろ暑い場所があった。三回目となるSKA OF THE YEARが行われたElectric Lady Landである。スカとはその特有の軽快なリズム、ノリやめまぐるしい楽曲の展開、それに合わせた派手な照明で楽しませてくれるゴキゲンな音楽だ。そしてSKA OF THE YEARとは名古屋のスカ隊長、ALMIGHTY BOMB JACKが主催して毎回、名古屋や関西、関東のスカバンドを集めて行われるスカのスカによるスカのためのゴキゲンなスカイベントだ。3回目となる今回もALMIGHTY BOMB JACKをはじめとする5バンドがアツい夜を繰り広げてくれた。

 トップバッターはお隣の岐阜からPORTER’S MARKET、演奏開始とともに会場前方ははやくも爆発!そしてダイバー第1号が飛び出した!その勢いに続くのは京都から参加のスーパーストロー、スカコアにヘヴィなノリを加えてガンガン攻めたてる、それに応えるスカフリークス達、そして会場の温度が上昇する。3バンド目は地元名古屋のTOMATO JELLY、爽快なスカパンクと上手いMCが会場のテンションを一気に上げる。このまま最後までもつんだろうかってゆうくらいの勢い、スカフリークスはなんて疲れ知らずなんだ!そして4バンド目は東京からSTEP BY STEP、怒涛のスカサウンドが会場の温度を暖かいを通り越して暑っ!ってところまであげる。主催者のALMIGHTY BOMB JACKがメインアクトではあるが、どのバンドもメインだってゆうくらいに終始盛り上がっているのを見ると、このイベントの真のメインが何かってことに気づかされる、そう、メインはやはりスカなのだ。いろいろなスカバンドがスカに、ハードコアやヘヴィなサウンドをミックスさせて新たなスカを体現して、このイベントが名古屋最強であることを証明してくれる。スカをよく知らない人も、スカにちょっとでも興味がある人もこのイベントは絶対に観に来たほうがいい!そしてスカの魅力にぜひヤられてほしい。

 会場が十分過ぎるくらい暖まってきたところでトリのALMIGHTY BOMB JACKがついに登場!1st「HELLO!JUMPING SKA FREAKS」から「RUSH」、「GET UP HURRY UP!」が立て続けに繰り出され、会場が大きく揺れる。肩車された女の子達が踊り出し、ヤロー達はダイヴの嵐!MCを挟んで「BEAR IN MIND」、「FAKE SKA」が続き、フロントの5人が会場狭しと動き周りポジションを替え演奏する、ALMIGHTY BOMB JACK必殺のフォーメーションだ。3月10日発売のマキシシングルに収録されている「SOMETHING」、「SINGING MAN」が演奏され、スカフリークスの勢いはさらに加速し、人は飛ぶわ、ペットボトルは飛ぶわ(おいおい、投げちゃだめだよ)で会場が洗濯機みたいになってる。マキシシングルに続いて4月1日には2ndアルバムが出るというので、スカフリークスにとってはマストアイテムになること間違いなし!買うべし、聞くべし、踊るべし、騒ぐべし!無気力世代へのカウンターソング「NO BRAIN」、過剰な愛情を歌い上げる「HEY!HONEY」と続けてさらに会場がヒートアップしたところで本編終了。アンコールがDrのACCHIコールに変わり、メンバー再登場。「隣人」、「SMASH THE REALITY」と一気に駆け抜けてバンドもスカフリークスもさらに照明も大爆発!で、イベント終了。

次のスカイベントが待ち遠しくなるようなイベントだった。今日出演した5バンドは全国いろいろな場所でいろいろなスカを展開している。そして5月13日にはELLでのALMIGHTY BOMB JACKのレコ発ワンマンだ!COME ON! JUMPING SKA FREAKS!

information
待望のワンマン決定
5/13(sun)@ElectricLadyLand
open18:00 start19:00 ad\2000(without 1drink)
3/17 Tickets on sale!!

copyright