最終回

　みなさん本日もお勤めご苦労さまです。まるっと一年間コモンセンスをご多忙の中、目を通していただいて誠に感謝しております。筆者は文章に「みんなこう感じてくれ。わかってくれ。」などという意図的なものは一切施してはおりません。日常の中で自然に確信した事を書き綴っただけでございます。ですからどんな解釈をしようがそれはあなたの自由です。最終回ですし、たまには真剣に音楽の事でも書こうと思います。

｢現代ロック論｣

　現在のロックは3パターンある。1つは印象派。やはり華やかなものはパッと咲いてパッと散る薄命な運命。それぐらいの勢いがなけれはなりません。なるべくバカで、悪者っぽくてそういうのが貫かれているもの。見ていてわくわくする。2つ目は日常派。これも突き抜けていなくてはいけませんが、自然な感じで日常を歌い上げる感じ。歌を歌って生きていくというより生きて歌を歌う人。曲どうこうというよりそいつが今後どうなるか気になってCDを買ってしまう。3つ目は1と2のおいしいとこどり。現在のところとても軽いのでムカツク場合が多い。華やかに平凡を謳いあげやがる。男性ボーカルに多い。けどなぜかCDは一番よく売れる。

　今後最も盛り上がるのは3つ目のタイプの発展形だろう。それは1や2のタイプの音楽をより深く理解して消化し、現在の中途半端な輩を踏み台にしてかっこよくて売れる音楽を生み出すにちがいない。（オレだけどね）

　あー、なんか最終回もしめっぽくなってしまった。みんなライヴ観に来てね！
　
プロフィール
戸田仁斎(とだ　ひとよし)―1975年8月13日生、'95〜'98レッドルースター、'99〜'00やぶいぬ、'99結婚、最近ハマっている事、町田康・バンビ・ゾンビ屋れい子・娘と二人で買い物